1/35 タミヤ アメリカM113装甲兵員輸送車
「ベトナム戦線においてメコン川を横断するアメリカ兵士たち・・・」
2005.12 製作
お気に入りランク:★★★★★ レア度:★★★☆☆
お気に入りランク:★★★★★ レア度:★★★☆☆
リアルな水面ジオラマを戦車模型で作りたい!そんな思いで構想を練る中、選んだキットがM113なのです。
第2次大戦において、兵員輸送車の開発が続けられ、キャタピラーの採用、水上走行装置の採用など機動力がいっそう向上されたものです。ベトナム戦争でも大量に使われ、戦場において歩兵を安全に、すばやく行動させるためには欠くことのできない戦闘支援車両となっていました。
第2次大戦において、兵員輸送車の開発が続けられ、キャタピラーの採用、水上走行装置の採用など機動力がいっそう向上されたものです。ベトナム戦争でも大量に使われ、戦場において歩兵を安全に、すばやく行動させるためには欠くことのできない戦闘支援車両となっていました。
Photo Gallery
製作過程
今回はタミヤ1/20ミニカー用のコレクションケースをべースにします。キットとジオラマベースのレイアウトを考えながら、今回は珍しく完成時のイラストイメージを描いたり、作業手順書を作ってから取り組みました。
限られた空間で水面ジオラマを製作するには、兵士5名も車体上に乗せられるこのキットは最適なものでした。
1.塗装1 | |
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2.組み立て | |
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今回塗装前にキズや凹みを付けるのを忘れていました。(水上走行なので、まあいいか・・・)
装甲車ということで組み立ては単純と思ってましたが、意外と部品点数は多かったですね。 付属する歩兵も同時に製作し、全体を組み上げます。(汚し塗装などは後回しにして、上下左右のコレクションケースへの収まり具合をまず確認します) |
3.ベース | |
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4.塗装2&アクセサリー~ | |
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5.塗装3~ウェザリング~ | |
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6.塗装4~ウェット塗装1~ | |
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キャタピラ・波切板を中心に水しぶきをイメージしながら、液体ゴムをすり込んでウエット感を出します。 |
7.塗装5~ウェット塗装2~ | |
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2時間程経過すると液体ゴムが透明になり、巻き上げた水しぶきのウェット感が表現できます。 |
8.仕上げ | |
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製作後記 |
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今回は構想段階と素材集めに注力しました。完成イメージのイラストを描いたり、より効率的な作業手順書を作ったり、また素材については東京・大阪・福岡まで巡って入手するなど、今年の模型製作の集大成として臨みました。しかしながら、失敗点も多々あり、次に繋がるジオラマ工作となりました。 【発見①】 発砲スチロールの扱い ジオラマベース製作中にアクシデント発生 ! プラモデル用のボンドを作業中ベースに落としてしまいました。すると厚さ2cmの発砲スチロールがあっという間に陥没 ! 発砲スチロールとプラバンを接着するには白くドロっとした木工用ボンドよりは、透明なプラモデル用ボンドを選択したのですが、後で模型雑誌を見るとこれは厳禁だそうです。画材店に行くとちゃんと発砲スチロール用の透明な接着剤が売られていました。ベースの周囲を石粘土で補強し、再塗装。陥没した箇所には岩の素材を埋め込みましたが、結果的には川底に明暗が生まれてリアルな水面になりました。逆手に取れば、あえてデコボコのベースにしておくのも手法だと思いました。 【発見②】 「なみいたくん」 福岡の模型店で偶然見つけた「なみいたくん」。穏やかで透明な波板が2種入っており、薄い素材のため加工もかんたん ! 水面をフラットホワイトでドライブラシすればさらにリアルな仕上がりに・・・。今回は静かに水面を進む装甲車をイメージしていたのでピッタリでした。他にもタミヤの限定品の海面用透明プラパンもありましたが、こちらは厚すぎて加工が難しそうでした。 【発見③】 フォーリッジクラスタ- これまで既製品の樹木を使用していましたが、今回はフォーリッジクラスターと「手作りミキ」を使って自作しました。2つともリアル感のあるなかなかの素材で、特にフォーリッジクラスターは手でちぎって木工用ボンドで接着するだけの手軽さ ! 今後のジオラマ工作の強い見方となりそうです。 最近はごつごつした戦場のジオラマ製作が続きましたが、今回は水と緑が融合した穏やかな情景に仕上がりました。M113本体は汚しすぎに注意し、水あかや水しぶきの跡などウエット仕様にも挑戦しました。水面については本来ベトナムのメコン川は泥で濁りきった黄土色の川なのですが、クリアーブルーを生かした水面にすることを選択しました。加えてタミヤ動物セットからガチョウの親子を水面に浮かべて、過酷な戦場の中にも安堵感を与える素材をセットしました。(上記画像の赤マルをクリック ! ) また今回初めてアメリカ兵を使用しましたが、黒人兵の質感がよく、車体の上に5人も乗せられるこのキットは水面ジオラマにピッタリのキットでした。 今回素材探しの中、模型のテクニックガイドやジオラマ製作本を購入して勉強することにしました。いい模型造りは経験も必要ですが、いい素材、いい道具も必要ですね |