1/144 バンダイ RG RX-78GP01 ガンダム試作1号機 ゼフィランサス

コウ「ここから出すわけにはいかない!」
2013.8 製作 / お気に入りランク:★★★☆☆  レア度:★★★☆☆
「機動戦士ガンダム0083」は一年戦争が終結して3年、宇宙世紀0083年「機動戦士ガンダム」と「機動戦士Ζガンダム」との間に存在した出来事を描いています。 物語は連邦軍が掲げた「ガンダム開発計画」によるガンダム試作1号機、2号機をテストのためにオーストラリアのトリントン基地へ搬入したところ、ジオン軍の残党「デラーズ・フリート」が「星の屑作戦」を実行すべく、核兵器を搭載したガンダム試作2号機を強奪するところから始まるのです。
そこで、脱出を図ろうとするかつて「ソロモンの悪夢」と呼ばれたアナベル・ガトーの前に、連邦軍のテストパイロットコウ・ウラキが飛び乗ったガンダム試作1号機が立ちはだかります。
主人公コウ・ウラキの機体は、花言葉「清き愛情」でもあるヒガンバナ科の植物にも由来するコードネーム「ゼフィランサス」(ガンダム試作1号機:RX-78GP01)です。 コアブロックシステムは従来の縦に収納する方式から横に改められ、コア・ファイターのスラスターをバックパックと兼用できるようになりました。 宇宙に上がった際、シーマ艦隊と交戦し、地上戦装備で出撃したコウ・ウラキはシーマの駆るゲルググに圧倒され、ゼフィランサスは大破してしまったのです。

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製作過程

この機体がRGでキット化されるまでコードネーム「ゼフィランサス」って何?という感じでした。なぜならば、劇中では1号機としか呼ばれないからです。RX-78の流れを汲むこの機体は胸部の形状や足の曲面以外に特に特徴もない印象です。
とは言え、「機動戦士ガンダム0083」といえばトリントン基地でのガンダム試作1号機「ゼフィランサス」とガンダム試作2号機「サイサリス」の2ショットのジオラマを実現したく、今後2号機が発売されることを期待しつつ、製作することにしました。いつもどおりのディテ-ルアップで、オーソドックスな仕上がりめざしたいと思います。
1.イメージ
ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
箱を開けた印象は、目立ったバックパックユニットがない割にRGらしいパーツの多さを感じさせられます。ただし、いつも苦労するリアリスティックデカールは少なめでホッとしました。
RGのいつものパターンで、機体色はそのままに、基軸部は金属感を意識した塗装を追加します。 スミ入れ、リアリスティックデカール貼り、つや消しという流れで進めたいと思いますが、説明書をめくってこれまでと大きく異なる製作過程に気付きました。
購入前「Zガンダム」製作時にうんざりした変形機構を警戒していましたが、なんと本キットはまず「コア・ファイターⅡ」の組み立てから始まるのです。
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2.組み立て
ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
  1. いつもどおり、可能な限り組み上げて塗装につなげ、また組み立てます。
  2. 今回は「コア・ファイターⅡ」の製作から始めることを念頭置いて、「コア・ファイターⅡ」単独で先にスミ入れ、デカール貼りまで仕上げてから機体の組み上げへと進めたいと思います。
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3.塗装
ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
  1. 基軸部はジャーマングレーとガンメタルでそれぞれスプレーします。
  2. 頭部の60mmバルカン砲はゴールド、頭部基軸のダクトと足首のシリンダーをフラットアルミを吹きます。
  3. メインカメラのクリアパーツはデカールをそのまま使わず、フラットブラックで目元周辺を筆塗り、グリーンのデカールを貼ります。
  4. ビーム・ライフルのクリアーパーツはクリアーレッドで筆塗りします。
  5. 「コア・ファイターⅡ」の車輪をフラットブラックで筆塗り、コクピットハッチはマスキングして、ジャーマングレーを吹きます。
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4.コア・ファイターⅡ
ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
説明書の指示どおり「コア・ファイターⅡ」から組み立て、スミ入れ、リアリスティックデカール貼りまで完了したら、ここで「コア・ファイターⅡ」単独で写真撮影まで終了させます。
なぜこのような手順をとるかと言いますと、私は1/144スケールでの変形機構の必要性を感じないからです。そこで、このまま「コア・ファイターⅡ」を機体本体に組み込んだら、二度と「コア・ファイターⅡ」として取り出さないことにしたからです。そういう意味ではこのキットの組み立て手順は私の希望に合ったものでした。
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5.ディテールアップ
ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
  1. 背面、両肩、足裏のバーニアの内輪をサーフェイサー(ホワイト)で下地塗装し、発色を上げてからブライトレッドを吹き、外輪はガンメタルを吹きます。
  2. メインカメラ脇のロッドアンテナは延ばしランナーでシャープ化します。
  3. 店頭でのデモキットを見た時、カメラアイが見えづらく感じたため、開口部を広げ、シャープ化します。
  4. 胸部の”V”マークもシャープ化しますが、はめ込む側の青いパーツのダブつき防止のため、裏面に補強パーツを差し込みます。
  5. 再び組み立てを再開します。塗装前の基軸部の組み立てに比べると頭部や胸部ではやや苦戦しましたが、後の作業のし易さを考えて、一部はスミ入れしながら作業を進めます。
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6.スミ入れ
ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
  1. メリハリを付けるために原色の濃いパーツは「ガンダムマーカースミいれ用<ブラック>」で、白いパーツは「ガンダムマーカースミいれ用<グレー>」でスミ入れを行います。
  2. 綿棒を使ってシンナーで丁寧に拭き取ります。
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7.デカール
ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
  1. リアリスティックデカールを貼っていきますが、RGにしては少量なのでストレスなく貼れます。
  2. カメラアイなど輝きのあるデカールはマスキングして、「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。すべてを組み上げてからではなく、パーツごとに表裏を吹き分けるようにしています。
    デカールのコーティングとパーツの白化対策も含め、この作業で色味が落ち着きました。
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8.仕上がり
ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
  1. すべてのパーツを組み上げていよいよ完成です。
  2. 武器類は少なめのキットですが、OVA劇中のシーンをイメージしてポージングをとります。しかしながら、変形機構の影響で上半身の接合部がよく外れます。
  3. このキットには重力下仕様として野戦服を着たコウ・ウラキのフィギュアが付属していますが、OVA劇中第2話「終わりなき追撃」で、2号機を強奪したガトーを取り逃がしたコウが1号機のコックピットを開け、泣き崩れるシーンを再現したいと思います。
    両足を広げ、左右の腕を差し替える加工を施し、塗装しました。
製作後記
購入前に同じRGのΖガンダムで感じた変形機構への不安は今回も解消されませんでした。
Zガンダムほどではないにしても、上半身のフィット感が悪く、私には1/144スケールでこれをやる意義が理解できません。ただし、コア・ファイターⅡを先に組み上げてしまう新たな組み立て手順は一定の評価が出来ると思います。
キットとしては武器も少なく、バックパックユニットもなく、オーソドックスなカラーリングではありますが、全体のスタイルはよく、シャープなフェイスも魅力的です。特にロッドアンテナは歴代のガンダムにはない特徴でしょう。
続いて「1/144 バンダイ RG RX-78GP01 ガンダム試作1号機 フルバーニアン」の製作に取り掛かります。効率性を重視した2機同時製作はせず、本キットの製作ノウハウを生かして次に進みたいと思います。

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