1/144 バンダイ RG MSM-07S シャア専用ズゴック with HG RGM-79 ジム

アムロ「間違いない、奴だ!奴が来たんだ!!」
2014.7 製作 / お気に入りランク:★★★★☆  レア度:★★★☆☆
ズゴックはゴッグに次いで開発された水陸両用MSで、完成は改良に手間取り、後発のアッガイに機体番号で後れをとることもありました。しかしながら、魚雷のように排出され、高速潜航して一気に上陸するなど強襲を実行することによって戦場で活躍していったのです。
アイアンネイルやクローの中央に内蔵されたメガ粒子砲、240㎜ミサイルなどの多彩な武器を装備し、水中では敵や物体を捜索・探知・測距するソナー、水中から浮上後即座に戦闘態勢をとるために必要である水抜き穴、高速移動を可能とするプロペラを機能させました。
ジェネレーターの高出力化、機動性の強化、装甲の軽量化などを施したMSM-07Sは指揮官用として生産され、シャア・アズナブル大佐によってジャブロー攻略戦で活躍したのです。

Photo Gallery


製作過程

なんでRGでズゴック?これが発売の一報を聞いた時の正直な感想です。シャアの機体とはいえ、ほかにもっと先行して発売すべきMSがあるのではないかと感じました。ズゴックは好きなMSではありますが、新型アドヴァンスドMSジョイントによる可動範囲の拡大などは予想できるものの、HGのプロポーションの完成度は高く、RGでどれほどの延び代があるのだろうと思いました 。
箱を開けてみるとRGにしては部品点数は少なく、取扱説明書の密度も薄いと言えます。また、リアリスティックデカールも過去にない少なさです。はたして製作後の達成感、満足感は得られるのでしょうか?
そしてシャア専用ズゴックと言えば、第29話「ジャブローに散る!」でのジムを撃破するシーンでしょう。

1.イメージ
シャア専用ズゴック

パーツを見た瞬間の感想は「ピンク過ぎる・・・。マイルド過ぎる・・・。」でした。
今回の製作のポイントはズバリ、塗装でしょう。ディテールアップの余地は少なく、このかわいらしいカラーリングにどこまで重量感を持たせるかが鍵になります。

 

  1. イロプラは細かく色分けされているものの、濃淡の差が少なくメリハリを付けることが必要です。RGではこれまで必要性のなかったほぼ全塗装に臨み、思い切ってメタリックレッドも投入したいと思います。
  2. モノアイはシールのみではなく、クリアーパーツも使っていますが、さらにディテールアップパーツを活用します。
  3. ジャブローでのジムとの戦闘シーンを再現したジオラマで演出したいと思います。
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2.組み立て1
シャア専用ズゴック
今回はほぼ全塗装になるために、ほぼすべてのパーツをランナーから切り離し、できるだけ組み立てます。
部品点数は少なく、これまで苦痛にすら感じることもあったRGのキットとは思えません。デザインナイフで丁寧に切り取り、 サンドペーパーで磨き上げます。
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3.塗装
シャア専用ズゴック

可能な限り組み立てたら、スプレー缶で効率よく塗装を進めていきます。 塗装から除外したイロプラは薄いピンクと薄いイチゴ色のパーツのみです。

 

  • 濃い赤の機体色→メタリックレッド
  • アドヴァンスドMSジョイントなどの基軸パーツ→ジャーマングレー
  • 腕・太もも→ネービーブルー
  • 上半身の内蔵パーツ、アイアンネイルの根元→ガンメタル
  • プロペラ→シルバーリーフ
  • アイアンネイル、コクピットハッチ→サーフェイサー(ホワイト)
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4.組み立て2
シャア専用ズゴック

塗装が完了したら乾燥を待って、組み立てに取り掛かります。 しかしながら、この組み立てがなかなか苦労しました。
パーツのフィット感がいまいちで、パチッと感がなかなか得られず、苦労しました。

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5.ディテールアップ
シャア専用ズゴック

目立ったディテールアップが出来る余地があまりないキットではありますが、過去のノウハウから可能な限りの演出を施したいと思います。

 

  • モノアイはHIQ PARTSのVICドームを使用し、クリアーパーツに挿入します。モノアイの厚み分をカメラユニット側で削って調整します。
  • アイアンネイルをシャープに削ります。
  • 240mmミサイルはガンメタル+シルバーリーフで輝きを付けます。
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6.スミ入れ
シャア専用ズゴック
濃い色のパーツは「ガンダムマーカースミいれ用<ブラック>」で、薄い色のパーツは「ガンダムマーカースミいれ用<グレー>」でスミ入れを行います。
地味な作業ですが、立体感が付いて効果は絶大です。
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7.シール
シャア専用ズゴック
  1. 信じられないくらい少ないリアリスティックデカールを貼っていきます。RGシリーズの中では最もストレスのかかる工程のはずですが、今回はストレスなく進みます。
    くど過ぎるホワイトラインは今回選択しませんでした。
  2. モノアイとモノアイレールカバーのクリアーパーツを除外して「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。
    デカールのコーティングとパーツの白化対策、色味の落ち着きがもたらされます。
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8.HG RGM-79 ジム
シャア専用ズゴック

ジャブローでの名場面を再現するためにジムを投入します。

 

  1. 機体色の白はイロプラでは緑が強すぎるためにパーツの合わせ目消しと合わせて、サーフェイサー(ホワイト)にガンダムカラーのMSホワイトを吹きます。
  2. 手と基軸パーツ→ジャーマングレー、ビーム・スプレーガン→ガンメタル、バルカン→レモンイエロー
  3. メインカメラ内側にはホイルシールを貼りつけてから、マスキングして塗装します。他にも頭部にグリーンのジャンクホイルシールを貼り付けます。
  4. バックパックのバーニアは内輪をサーフェイサー(ホワイト)で下地塗装し、発色を上げてからブライトレッドを吹き、外輪はガンメタルを吹きます。
  5. スミ入れとジャンクデカールを貼って「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。
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9.ジオラマベース
シャア専用ズゴック

「1/250 ガンダム情景模型 ジャブローに散る」をベースにします。

 

  1. サーフェイサー(ホワイト)で下地塗装します。
  2. 地面は濃いグリーン中心に、岩はガンメタルで塗装し、乾燥後に白のパステルを擦りつけます。
  3. 水脈はクリアーブルーやクリアーグリーンで塗装します。
    仕上げは液体ゴム(クリア)でキラキラ感を付け、モーリン社製のスノーパウダー(市街地の雪)を散りばめます。
  4. ベースの淵はフラットブラウンで塗装し、岩と水脈をマスキングしてから「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。
  5. 背景パネルを取り付けて完成です。
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10.仕上がり
シャア専用ズゴック
  1. ズゴックのアイアンネイルがジムを貫くシーンを再現するためにジムのお腹を焼いたキリで穴を空けます。
  2. 熱による赤味をクリアーオレンジやクリアーレッドなどで塗装します。
  3. オレンジを吹いた手芸用のわたでぼかしを付けます。
  4. 2機MSのポージングをとり、設置したらいよいよ完成!
製作後記
RGとしては史上最短の製作期間で完成したシャア専用ズゴックは、HGのようなパーツの合わせ目消しの必要性もなく進み、完成してみるとさすがRGと思わせるディテールでうならせるものはあります。細分化されたイロプラをほぼ全塗装し、思い切ったメタリックレッドの投入するも、つや消しを吹くことでキット全体の統一感と落ち着きをもたらしてくれました。お気に入りとしては240mmミサイルの輝きとモノアイレールカバーのクリアーパーツです。不満点としては腕や太ももの可動範囲は予想の範囲内ですが、足首の可動範囲が狭く、踏ん張って立たせることができない点です。
また、製作前に感じたRGでなぜズゴックを?という疑問は消えませんでした。武器を持たせることができないこのMSはボリューム不足で消化不良感は否めません。ドムやゲルググなどの方が需要があるのではないかと感じます。個人的にはズゴックは量産型の方が好きなのでそちらの発売の方を期待したいものです。

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