1/100 バンダイ MG FA-78 フルアーマーガンダム Ver.Ka (GUNDAM THUNDERBOLT版)

イオ「イオ・フレミング少尉!!フルアーマーガンダム!! 行くぞ!!」
2016.12 製作 / お気に入りランク:★★☆☆☆  レア度:★★★☆☆

宇宙世紀0079、地球連邦とジオン公国が戦った一年戦争の末期、サンダーボルト宙域では地球連邦軍ムーア同胞団に所属するイオ・フレミングとジオン公国軍リビング・デッド師団のエーススナイパー、ダリル・ローレンツは対峙した時互いに悟るのです。ふたりは、殺し合う宿命なのだと……。
累計160万部を誇る人気コミックをアニメ化。漫画版第1部を映像化して全4話構成でダウンロード&ストリーミング有料配信がスタート!ガンダムシリーズでは初となるセル型配信サービスESTや4K映像を実現した作品でもあるのです。映像化にあたっては「機動戦士ガンダムユニコーン」を手掛けたサンライズ第1スタジオが描いています。
このキットはカトキハジメ氏によるVer.KaとしてHGではできなかったコックピットハッチの展開や足裏ツメの可動、選択式の胸ダクト、ビニール素材による関節部のシーリングなど細部ディテールが再現されています。また、ミサイルハッチ開閉による全段発射形態や全身の武装を着脱できるギミック、全てをパージしたガンダム本体も楽しむことができるなど数々のギミックが取り入れられています。

Photo Gallery


製作過程

1/144スケールのHGを組み上げた時には足の短いロボット体型にがっかりしたものでした。そこからウエザリングを施し、ポーズをとらせることで何とか納得のいく仕上がりとなりましたが、本キット発売の一報にはやはりためらいがありました。しかしながら、カトキハジメ氏によるVer.Kaとしてのサンプル画像のフルアーマーガンダムはいかり肩で、足は長く、つや消し感の強い落ち着いたカラーリングに変貌しており、製作意欲を掻き立てられました。
お気に入りの「機動戦士ガンダムサンダーボルト」は有料配信発表時点からネット視聴ではなく、保存版としてのブルーレイディスクの発売を待っていました。心待ちにしていた「機動戦士ガンダムサンダーボルト DECEMBER SKY Blu-ray Disc COMPLETE EDITION 【初回限定生産】」の発売が発表され、さっそく予約注文するとともに本キット製作決定となりました。

1.イメージ
機動戦士ガンダムサンダーボルト

「機動戦士ガンダムサンダーボルト」シリーズのキットはサンダーボルト宙域での激しい戦闘シーンに合わせて、これまで全作品ウエザリング塗装を施してきました。
しかしながら、フルアーマーガンダムの製作は2機目であり、着脱可能なアーマーやパージして内部ディテールなどを楽しむために、今回はウエザリング塗装をしないことも検討していましたが、やはり全作品ウエザリング塗装を貫くことにしました。
歴代のガンダムの中でも暗い機体色のため、白いデカールとメタリック塗装でアクセントを付けていきたいと思います。

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2.塗装
機動戦士ガンダムサンダーボルト

できるだけ組み立てて塗装しますが、白以外のパーツの下地にシルバーリーフを吹いてから機体色を塗装し、スチールウールで剥がすというスクレイピング技法で進めます。

2連装ビームライフルはパーツの合わせ目消しを施します。

  • 基軸部、関節部、ポリキャップ→ジャーマングレイ
  • ビームライフル 、ロケットランチャー、ミサイルハッチ、サブアーム→ガンメタル
  • 増加装甲→ディープメタリックブルー(シルバーリーフ+スプレー)
  • 頭部のおでこと顎→レーシングブルー
  • ダクト、バーニア→メタリックレッド(シルバーリーフ+スプレー)
  • シールド上部→ブライトレッド(シルバーリーフ+スプレー)
  • 専用台座→セミグロスブラック
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3.組み立て
機動戦士ガンダムサンダーボルト

塗装が完了したら本格的に組み立てに取り掛かります。
このキットの目玉にフレームカバーがありますが、これはパーツを組みつつも、その過程でフレームカバーを被せ、パーツの接合部が見えないままに組み上げるために可動チェック時に破損するアクシデントが起きました。手間がかかる割にしわのリアリティーも薄く、これだけのリスクをとるメリットはないと思います。
また、この時点で仮組してみると増加装甲のメタリックブルーが明る過ぎる気がします。ウエザリング時に手を加える必要がありますね。

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4.スミ入れ
機動戦士ガンダムサンダーボルト
今回はガンダムマーカーを使ったスミ入れではなく、「タミヤ スミ入れ塗料(グレイ)」をウオッシング気味に筆塗りし、「Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液」で拭き取ることによってクラックを防止できると期待していましたが・・・。
組み上げ中、悲しいまでにパーツの破壊が始まりました・・・。タミヤ スミ入れ塗料に含まれる溶剤が引き起こしたのでしょう。バンダイキットとタミヤ塗料との相性の悪さを改めて実感させられました。ドライヤーで急速乾燥させるなどの配慮も不足していました。
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5.ダメージ・ウエザリング
機動戦士ガンダムサンダーボルト
 
  1. 明る過ぎるメタリックブルーを暗めに塗装し、ダメージ表現の影響を受けないようにデカール貼りは後回しにします。
  2. 下地塗装にシルバーリーフを吹いたパーツを100円ショップで購入した台所用のスチールウールでエッジを中心に擦って塗装の剥がれを表現します。
    エッジの強調と傷を追加補正するためにフラットアルミで軽くドライブラシを行い、金属のはがれをさらに表現します。
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6.デカール
機動戦士ガンダムサンダーボルト
 
  1. MGにしては少なめのデカールを貼っていきます。比較的ストレスなく作業を進めることができます。
  2. パーツ全体に「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。
  3. ここまで来ても増加装甲の青さが気になるために、タミヤ ウェザリングマスターでススを付けて沈んだ色味にします。
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7.仕上がり
機動戦士ガンダムサンダーボルト
すべてのパーツを組み上げたらいよいよ完成です!
専用台座に乗せて様々なポージングがとれ・・・ません。4枚のシールドや多くの武器を持たされているフルアーマーガンダムは重く、左右のバランスもとれず、関節の可動はおろか、直立すらままなりません。
本当に残念なキットです。
製作後記

高額商品にもかかわらす★★の低評価となった久々の残念なキットです。自身の判断ミスもありますが、マイナス評価を列挙してみます。
①フレームカバーを被せるために関節パーツの組み上げが視認できない。②リスクが多い割にフレームカバーのリアリティーが低い。③両腕の武器が重すぎて腕が持ち上がらない。④両腕が重いにもかかわらず、両腕の根元の接合部分が浅く、重さに耐えられず腕が脱落します。⑤両足も同様に根元の接合部分が浅く、重さに耐えられず脱落します。⑥これは自身の判断ミスですが、クラックを引き起こして部品の崩壊が各所で始まりました。
今回はメタリック系のカラーを多用し、下地にシルバーリーフを施し、スクレイピング技法による仕上がりは一定の効果を見出すことが出来ました。また、HGと比べると足が長く、ガンプラ史上最も精悍とも言えるマスクなのですが、やはりMGという高価なグレードとしては完成度の低いお粗末なキットです。
この悔しさを次作の「MG MS-06R  高機動型ザク "サイコ・ザク" Ver.Ka (GUNDAM THUNDERBOLT版)」に生かしてリベンジしたいと思います。

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