1/144 バンダイ HG RX-78AL アトラスガンダム(GUNDAM THUNDERBOLT BANDIT FLOWER Ver.)
お気に入りランク:★★★★☆ レア度:★★★★★
一年戦争が終結して7ヶ月後の地球宇宙世紀0080年7月・・・。サンダーボルト宙域で連邦のムーア同胞団艦隊を全滅させた「ジオン」のサイコ・ザクのパイロットだったダリルは地球に降り、奪われたサイコ・ザクの情報を得るための諜報任務に就いていました。
一方のイオは「連邦」の新型モビルスーツ” アトラスガンダム ”のパイロットとして地球に向かっており、そこはコロニー落としの爪痕が残るオーストラリア大陸を抱く南洋・・・。連邦からの独立を目論むインド洋周辺地域の「南洋同盟」がサイコ・ザクのリユース・サイコ・デバイスの再建、投入を画策していたのです。これらを奪取・破壊するためにサンダーボルト作戦が連邦では発令され、ホワイトベース級強襲揚陸艦スパルタンは地球へ降下していました。
高空、海中、氷原、密林で繰り広げられる「ジオン」、「連邦」、「南洋同盟」の三つ巴のモビルスーツ戦・・・。そう、 戦争はまだ、終わっていなかったのです。
” アトラス ”とはギリシャ神話の神「アトラス」に由来し、” アトラスガンダム ”は多重構造型球体関節を採用した水陸両用モビルスーツとして開発されました。
Photo Gallery
製作過程
2017年3月、今となっては通常版とも呼べるオリジナルキットが発売された当時、アトラスガンダムは漫画で見ることはできたものの、映像としては1話ずつのネット配信を待つしかありませんでした。私としては全話まとめたBlu-rayの発売を待って、映像を確認したうえでの製作が必要と考えていました。
そして2017年12月、Blu-rayの発売と同時期にプレミアムバンダイから本キット「GUNDAM THUNDERBOLT BANDIT FLOWER Ver.」の発売が発表され、通常版発売から1年近くを経ての製作となったわけです。
特別編映像にあわせて①特別編の武装・形状、カラーリングを再現!
②劇中に登場した形状のレールガン、ブレードシールドが新たに付属。③ 機体色はホワイトとダークブルーを基調とした劇中をイメージしたカラーリングに変更。④サブレッグはノズル部分が劇中に合わせた形状に変更。⑤ ビームサーベルは刃部分がラメ入りとなり、質感がアップ。⑥新規デザインの水転写デカール、左肩の部隊章が付属しています。
1.イメージ | |
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プレミアムバンダイ特有の二色塗の味気ない箱を開けると貧弱とも言える装甲のMSのためか、部品点数は多く感じません。 |
2.組み立て1 | |
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いつもどおりできるだけ組み立てて塗装することにします。部品点数は少なく、サクサク進みます。 塗装前の準備としてブレードアンテナのシャープ化やレールガンのイエロー部分の塗装に向けたマスキングを施しておきます。 |
3.塗装 | |
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塗装の課題は黄色のシール部分をどこまで塗装に置き換えれるかがポイントです。マスキングや筆塗りを駆使して黄色部分を可能な限り塗装します。
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4.ディテールアップ | |
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5.組み立て2 | |
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塗装が完了したら再び組み立てに取り掛かります。ポリキャップがないにもかかわらず、関節の強度はしっかりと安定しています。 シールでの色分けを多様する本キットは可能な限り塗装で補うものの、組み立て工程の中でもシールの貼り付けが伴います。中には長さが不足する箇所もあるため、余ったシール部分も有効活用します。 モデラーには定番のスカートの分割が取扱説明書に珍しく可動選択の説明がありました。 |
6.スミ入れ・ウエザリング | |
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サンダーボルト宙域での細かいデブリによる傷のダメージを負ったフルアーマーガンダムに対してアトラスガンダムは風雨の中での戦闘シーンをイメージして”汚し”を施します。
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7.デカール | |
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RGに近いほどの多くのデカールが付属しています。完成見本にも紹介されていないため、どれほどの密度に仕上がるか楽しみな工程です。
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8.仕上がり | |
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すべてのパーツを組み上げたらいよいよ完成です! ・・・と言いたいところですが、取扱説明書がモノクロのために気付かなかったイロプラ抜けがネットの完成見本を見ていくつも判明し、追加塗装に追われました。HGだからとはいえ、バンダイの公式サイトの完成見本で塗装してある箇所については忠実にイロプラを再現して欲しいものです。 |
製作後記 |
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漫画でアトラスガンダムを見たときは貧弱な主役機にがっかりしたものですが、模型として立体化してみるとRG並みのデカールも含めてなかなかの精密度で、可動力も関節パーツの接続強度も抜群のキットでした。難点はレールガン裏・肩下部の段差面・サブレッグアームの一部などかなり目立つ位置にイロプラ抜けが多いことでしょう。 サブレッグやブレードシールドを組み合わせると様々なポージングやシーンが演出できる面白いMSですが、Photo Galleryでは本編に迫るリアルな画像ができたと自負しています。 |