1/100 バンダイ MG MS-06R 高機動型ザク "サイコ・ザク" Ver.Ka (GUNDAM THUNDERBOLT版)ラストセッションVer.
ダリル「わかったよカーラ…きみに出会えたことが…僕の奇跡だ!!」
お気に入りランク:★★★★★ レア度:★★★★★
フルアーマー・ガンダムと死闘を繰り広げたサイコ・ザク。廃コロニーの中での交戦でビルにもたれかかるシーンが再現できるキットです。
ラストシーンでダメージを負った損傷部位の頭部・左腕部・ランドセルのスラスター等の破損部分を新規造形で追加されています。フルアーマー・ガンダム同様ダメージ表現を収録した水転写式デカールも付属しています。塗装してしまうと関係ありませんが、機体色の赤やオレンジ、白いパーツもノーマル版より一段暗いものとなっています。
このキットはシュツルム・ファウストを発射しようとする劇中イメージを再現できるディスプレイが可能で、デブリパーツとともにジオラマ製作を誘う仕様となっています。
Photo Gallery
製作過程
お気に入りのサイコ・ザクはHGを含めて3作目の挑戦です。思い入れのあるMSだけに過去の経験を生かしてしっかりと構想を立てて、製作に臨みたいと思います。
ところが、取扱説明書のパーツリストを見て唖然としました。全パーツの半数近くが余剰パーツなのです。プレミアムバンダイでの受注品で、税込9,180円+送料の価格は追加パーツがあるとは言え、あまりにも暴利ではないでしょうか?これでは値引き後の市販のノーマル版を購入して、自力でダメージを付けれるレベルです。最近のバンダイのこういった商法はいずれ消費者から見放されることでしょう。
さて、気を取り直して構想を立てると、まず塗装はメタリック塗装による重量感とスラスターのゴールドで輝きを持たせたいと思いますし、最終決戦のあのシーンを再現するために、モノアイを中心とした頭部に一工夫加えたいと思います。そして、仕上げとして静止画に躍動感を持たせるようなエフェクトパーツを投入したいと思います。
1.イメージ | |
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ボックスアートは偶然にもこれから製作しようとするシーンが描かれています。今回のポイントはモノアイ周辺のダメージ表現と久々のジオラマベースの挑戦です。
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2.組み立て1 | |
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各パーツを切り離してデザインナイフで切り取り、ヤスリがけ、ウエットティシュで拭き取り、塗装に備えます。 |
3.塗装 | |
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イロプラはオレンジ、濃紺、茶色パーツのみ生かし、それ以外は下地塗装としてのシルバーリーフを吹き、スクレイピング技法を適用します。
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4.組み立て2 | |
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塗装が完了したら、再び組み立てに取り掛かります。ザク Ver.2.0の素性の良さを実感できる組み立て易いキットです。 |
5.ディテールアップ | |
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6.スミ入れ | |
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ガンダムマーカーのグレーは白いパーツに、ブラックは赤いパーツにスミ入れします。一部のモールドはシャーペンで立体感を付けます。 |
7.ダメージ・ウエザリング | |
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デカールの貼り付けの前にダメージ表現を行い、各スラスターの取り付けはゴールドの輝きを保つために後回しにします。
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8.デカール | |
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ノーマル版と比べると明らかに点数が少ないデカールを機体に貼り付けます。
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9.ジオラマベース1 | |
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久しぶりの本格的なジオラマ製作、サイズもMGということでイメージがなかなか浮かびませんでした。とりあえず、本編の画像を見て、100円ショップやホームセンターで素材を集めて、作りながら紙にイメージや寸法を書き込んで決めていくことにします。
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10.ジオラマベース2 | |
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11.仕上がり | |
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製作後記 |
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製作期間は2ヵ月、その後PCが壊れてホームページ製作の再開後完成までにトータル3ヵ月を要した大作となりました。今年はMGを多く製作した年でしたが、最後に苦難を乗り越え、コストもかけた思い出深い作品となりました。 フルアーマーガンダムとサイコザクは前作の経験を生かしながらも、ダメージ表現など自分なりのアイデアを投入しました。MGサイズのジオラマということもあり、制約も多い中で最も悩んだのがジオラマ素材です。ビルの素材やポスターフレームを探して100円ショップやホームセンターを探し回りました。ジオラマベースの製作中も、数パターンの試作品から選択するなど、作りながら考えるという場面もありました。 キットに付属する専用台座やデブリパーツはほとんど使うことなく、実際の映像を繰り返し確認し、オリジナルに近い自分なりの解釈も加えたジオラマが完成したと自負しています。 また、完成直前の大型ビームサーベルの採用やシュツルム・ファウストのエフェクトパーツの取り付けもいいアクセントとなり、躍動感を与えてくれましたし、ポスターフレームやネームプレートもジオラマを引き締める役割を演じてくれました。 |