1/144 バンダイ HG RX-0 フルアーマー・ユニコーンガンダム(デストロイモード)
お気に入りランク:★★★★★ レア度:★★★☆☆
フルアーマー・ユニコーンガンダムはバナージの友人タクヤが考案したフルアーマー・プランを実現させた最終決戦仕様のMSです。
バナージがニュータイプへと覚醒し、サイコフレームがピンクからグリーンへと変貌します。
ハイパー・バズーカ2挺、ジェスタ用グレネード・ランチャー、スタークジェガン用対艦ミサイルランチャー、ジェガン用ハンド・グレネード2セット、ビーム・ガトリングガン6挺、脚部ハンド・グレネード各2セット、ビーム・マグナム1挺にシールド3枚と、可能な限り武装した結果、火力を大幅に高めたものの、機動性が低下したため、背面に94式ベースジャバーの大型ブースターユニットを追加しています。武装は全てリモートコントロールが可能で、敵からの殺気を感じるだけで照準を合わせてくれます。弾切れになった武装は即座に分離することもできます。
両腕部と背面にはシールドを装備しているものの、シールド以外の防御装甲はなく、フルウェポンと呼んだ方がよいのかもしれませんが、episode 7「虹の彼方に」ではこのシールドが三連ディフェンス、あるいはファンネルのような機能を発揮して勝負の要となるのです。
Photo Gallery
製作過程
2014年6月1日、episode 7「虹の彼方に」の舞台挨拶付き上映会に行ってきました!本編終了後に福井晴敏、藤村歩(ミネバ・ザビ)、柿原徹也(アンジェロ・ザウパー)が舞台に登場し、宇宙世紀新章の完結編を最高の演出で見届けることが出来ました。
さて、注目のフルアーマー仕様での戦闘シーンですが、劇中ではすべてユニコーンモードもしくはピンクのサイコフレーム状態なのです。このキットの存在意義であるフルアーマー仕様におけるグリーンのサイコフレーム状態での戦闘シーンは無いのです。グリーンフレームでの活躍はほぼ武装解除した状態で最終決戦が繰り広げられるのです。
前作の「ユニコーンガンダム(デストロイモード)グリーンフレームVer.」では、別途「フルアーマーユニコーンガンダム (ユニコーンモード)」を購入し、 フルアーマーユニコーンガンダム (デストロイモード)を完成させようかとも考えましたが、シールドやデカールの追加購入が必要なために断念しました。そういう意味ではこのキットにはこれまで多くのモデラーが苦慮したであろうシールドやガトリングが装備され、最終決戦にふさわしい武装となっています。
製作のポイントとしては前作の経験を生かしつつ、ディーテルアップの追加を行いますが、難点はデカールの対応ではないかと考えています。
1.イメージ | |
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HGUCとしてはあり得ない高さのボックスを開けて「ユニコーンガンダム(デストロイモード)グリーンフレームVer.」との違いを確認します。ポリキャップがグリーンとは初めて見ます。
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2.組み立て1&塗装1 | |
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パーティンラインの除去とフィニッシングペーパーで丁寧に処理を行い、可能な限り組み立てて、スプレー塗装を施します。 手と関節部のパーツの色は武器との差別化のために前作とは異なるアプローチとします。
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3.塗装2&ディテールアップ | |
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4.組み立て2&スミ入れ | |
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5.デカール1 | |
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6.デカール2&つや消し | |
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7.ハイパー・ビーム・ジャベリン | |
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「月刊ニュータイプ2014年07月号増刊 ガンダムUCエース Vol.6」の付録として「HGUC フルアーマー・ユニコーンガンダム専用ハイパー・ビーム・ジャベリン」が付属。 この武器はVer.Kaで新設定され、ビーム刃にはサイコフレームが内蔵されており、スライドすることで展開されます。柄を二つ折りにすることでシールドへのマウントも可能で、槍状のビーム刃は柄尻部分やビーム・マグナムへのマウントが可能です。なお、劇中ではクシャトリヤ・リペアードの左腕として接合された状態でも登場します。 キットはピンクのクリアーパーツとグレー1色のみ。ディテールアップは必要で、一部サーフェイサー後MSホワイトを吹きます。さらに内蔵されたサイコフレームはクリアーグリーンで筆塗り。ジャンクデカールをVer.Kaを参考に貼り、最後につや消しを吹きます。 |
8.仕上がり | |
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最後にサイコフレームのマスキングテープをピンセットで剥がして、すべてのパーツを組み付けます。つや消しのために除外していたシールを貼ったら、いよいよ完成です! このキットには巨大な大型ブースターユニットを支えるための支柱が付属しますが、戦闘シーンを再現するにはあまりにも不自然なものです。 「魂STAGE ACT TRIDENT クリア 」を購入し、取り付けました。これは本体と大型ブースターユニット2つを3点止めすることができる理想的な台座です。 |
製作後記 |
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いや~想像以上に大変なキットでした。まさに宇宙世紀最終決戦を締めくくるにふさわしい作りごたえある、高コストな作品となりました。 まず、デカールだけでもガンダムデカール6枚(ユニコーン用4枚+シナンジュ用2枚→貼り換えへ)+HIQ PARTSの「ラインデカール01 レッド」を使用し、ディテールアップパーツとしてウェーブ オプションシステム「H・アイズ3ミニ」、「ガンダムUCエース Vol.6」の付録として「ハイパー・ビーム・ジャベリン」、台座は「魂STAGE ACT TRIDENT クリア 」とジオラマなしでもなかなかの追加コストでした。通常は1日で終わるデカール貼りも3日間に渡り、追加購入したハイパー・ビーム・ジャベリンも塗装やデカール貼りに予定外の時間を要しました。 また、不安材料だった大型ブースターユニットはデカールについては狙いどおりに完成したものの、できればパーツの合わせ目消しは行った方がよかったかもしれませんね。 今回の製作ポイントでもあるデカールは、今や入手困難となっているガンダムデカール「RX-0 ユニコーンガンダム」用をキット発売前から地道にかき集めてきただけに、時間を掛けて完成させた後の満足感も一入なのです。 にもかかわらず、劇中ではグリーンフレームのフルアーマー・ユニコーンガンダムの活躍がないというのは・・・。宣伝用のイメージ画がそうであっただけに残念ではあります。 |