1/144 バンダイ RG MSN-06S シナンジュ
フル・フロンタル「 見せてもらおうか。新しい《ガンダム》の性能とやらを 」
お気に入りランク:★★★☆☆ レア度:★★★☆☆
カトキハジメ氏描き下ろしによる高密度なディティールデザインはロケットエンジンの推力制御接続を考慮した背面スラスター・脚部バーニアの展開ギミックなど中メカを剥き出しにしながら装甲部分がスライドするフレキシブルスラスターのギミックも搭載!よりメカニカル感が進化しています。
本キットの新たな質感表現のポイントとしては、シールを使わずに金色の袖付き模様部分やシールドにメッキ加工とパーツ分割で表現されている「エングレービング」と、組み立てるだけで赤の成形色が美しい曲面の輝きとなる鏡面グロス仕様「グロスインジェクション」の採用が挙げられます。
Photo Gallery
製作過程
HGでも十分な完成度を誇っていたシナンジュがRGで登場!前回は機体色の赤がつや消し後に変色したり、モノアイの開口部が不充分だったり・・・。その5年後「ビルダーズパーツ 1/144 システムウェポン 007」を購入し、ロケット・バズーカをビーム・ライフルに装着するも、その重さに腕で保持できず・・・と心残りな作品でもありました。
そのリベンジとして、新たな「エングレービング」と「グロスインジェクション」の採用、プレミアムバンダイとの連動アイテムが助けとなるか!?
1.イメージ | |
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今回はHG製作時の反省点を生かしつつも、カトキハジメ氏が新たにデザインしたメカニカル感を強調できるように仕上げていきたいと思います。 《HG製作時に学んだ手法》
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2.組み立て1&塗装1 | |
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パーツの合わせ目消しはビーム・ライフルとプロペラントタンクに注力し、適宜サーフェサーも吹きます。 塗装は金属感とつや消しの対比が今回のポイントです。可能な限り組み立てて、基本塗装を進めます。機体色の「グロスインジェクション」パーツ以外全塗装します。
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3.塗装2 | |
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HGでの経験を生かした塗装に加えて、組み立て中に細かなモールドをいくつも発見し、シルバールーフを筆塗りで追加していきました。
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4.ディテールアップパーツ | |
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5.組み立て2・スミ入れ | |
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今回ここからの組み立てに非常に苦戦しました。パーツのフィット感が得られず、破損が相次ぎました。泣く泣くキット丸ごともう一箱買い直すという最悪の展開となりました。その後組み立てを進めるも、「エングレービング」パーツや「グロスインジェクション」パーツのゲート跡処理がうまくいかず、結果的に2機のパーツからそれぞれいい所取りになりました。 スミ入れはプロペラントタンクはシャーペンで行い、シール、そして「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。「グロスインジェクション」パーツは「ガンダムマーカースミいれ用<ブラック>」で行います。立体感だけでなく、機体色のてかりが引き締まる効果がありました。 今回初めて消しペンを試しましたが、拭き取りを綿棒で行う手間はシンナーと同じだと感じました。 |
6.デカール | |
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RGならではの「リアリスティックデカール」を貼っていきます。粘着力が強力過ぎて嫌う人もいますが、私は水転写デカールよりも好きです。ここで失敗しても、もう一箱買い直したおかげで、シールのいい所取りに助けられました。 また、「グロスインジェクション」の質感を残すため、ゲート跡のペーパー掛けが出来ません。特に両膝のパーツの合わせ目は見逃すことが出来ず、赤いラインのジャンクシールで埋めました。 |
7. シナンジュ用 拡張セット | |
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8. コスモフリートコレクション ガランシェール(クシャトリヤ付き)[限定復刻版] | |
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「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」の地上波放送を記念して、
"コスモフリートコレクション 機動戦士ガンダムACT6"で好評を博したネオ・ジオン軍の偽装貨物船『ガランシェール』が限定復刻。
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9.仕上がり | |
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すべてのパーツを組み上げ、シーンに応じたそれぞれ武器を装備したら、いよいよ完成です! HGフルアーマー・ユニコーンガンダム同様バックパックが重すぎてアクションベースなしでは自立できないため、古いキットでもある「アクションベース1 シナンジュVer. 」を入手しました。黒色パーツのみセミグロスブラックを吹きました。このキットはデカールの見本がデタラメなので、何度もやり直して仕上げに「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。 |
製作後記 |
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RGと言えば緻密な設計で説明書どおりに組み立てれば計算通りに仕上がるイメージでしたが、本キットはパーツのフィット感への不満や破損が相次ぎ、組み立てにかなりのストレスを感じました。具体的には腰の動力パイプの接続不良や両膝のゲート跡などの問題があり、2機購入してパーツのいい所取りをしても補えませんでした。完成後もポージングが安定せず、ポロリが多発します。発売直後からネット上ではパーツのポロリがひどいとの意見が広がっていました。新たな材質を重視するあまりに基本的なキットの合成が犠牲になっていると感じます。 |