1/144 バンダイ HG NZ-666 クシャトリヤ 【 シンプル塗装仕様 】

マリーダ・クルス「あいつ・・・全身がサイコフレームでできているのか!?」
2013.4 製作
お気に入りランク:★★★★★  レア度:★★★☆☆
大好きなクシャトリヤの再挑戦です!
前回はジオラマ塗装仕様としてウォッシングを施したり、ゴールドやシルバーを多用した塗装としましたが、今回はイロプラをベースにしたよりアニメ版に近いシンプル塗装仕様として製作します。さらに前回やらなかった、出来なかったディテールアップを追加したり、デカールも前回とは異なる配置として、Photo Gallery用の写真撮影や画像加工にも力を入れたいと思います。

Photo Gallery


製作過程

前回製作したプロセスを参考にしつつも、新たなディテールアップも施したいと思いますが、箱を開けるとさすがにパーツの大きさに改めて圧倒されます。ゲート跡の除去とフィニッシングペーパーでの丁寧な処理が必要です。
しかしながら組立説明書を見てみると組み立てはシンプルで楽しく製作できそうです。組み立て前に出来る限り塗装やディテールアップ、スミ入れを行い、最終組み上げ時の感動を楽しみにしたいと思います。
今回は前回の製作過程との違いをポイントに紹介していきます。 ①メガ粒子砲を白色とし、黄色いパーツもイロプラを尊重 。②ディテールアップパーツを活用し、金属感を強調。③モノアイをより明るく、見やすくする。 ④バインダーアームを3重関節から2重関節へ。 ⑤胸と手の袖付きの模様を丁寧に筆塗りする。⑥リゼルから奪ったビームサーベルを差別化する。
をポイントにして製作をしていきます。
1.イメージ
クシャトリヤ
  1. 基本的にイロプラを尊重し、基軸部分や金属部分のみスプレー塗装する。
  2. ウェーブ社製のディテールアップパーツを活用し、金属感を追求する。
  3. 胸と袖のホイルシールも排除し、白色を丁寧に筆塗りする。
  4. モノアイをより明るく、周囲を広く開口することによって、わかりやすくシャープなフェイスとする。
矢印
2.組み立て1&塗装
クシャトリヤ

ゲート跡の除去とフィニッシングペーパーでの処理を丁寧に行い、可能な限り組み立てて、スプレー塗装を施します。


  • 大型バーニア・隠し腕の一部・足裏→シルバーリーフ
  • バインダー内側パーツ・スカート内側・隠し腕の一部・手・基軸部→ガンメタル
  • バインダーアーム・基軸部→ファントムグレー
  • 大型バーニア基軸部→ゴールド
  • 胸と袖のホイルシールは排除し、白い模様を丁寧に筆塗りします。
矢印
3.ディテールアップ1
クシャトリヤ
  1. 今回はバインダーアームを3重関節から2重関節へと改造します。これは3重関節のままでは胴体からバインダーが離れ過ぎているためです。見た目の改善も目的ですが、2重関節にしたほうがディスプレイの収納にも効果を発揮します。
    パーツの整合を保つのためにパーツを削り、関節にウェーブ オプションシステム「U・バーニア フラット〔1〕」のパーツを活用すると違和感がなくなります。
  2. ビーム・サーベルの左手はリゼルから奪い取ったものにするため、左右非対照にする必要があります。そこで「1/144 バンダイ RG RX-178 ガンダムMk-Ⅱ〔ティターンズ仕様〕」から流用し、柄の部分のみレーシングブルーを吹きます。発売当時このビームサーベルは「1/144スケールには長過ぎる。」との声もありましたが、巨大なクシャトリヤにはぴったりでした。
矢印
4.ディテールアップ2
クシャトリヤ
  1. モノアイレールの幅を広げ、開口部の上下を削ることで、モノアイを見やすく加工します。
  2. さらにツノをシャープに削って加工します。
  3. モノアイは100円ショップのピンクとシルバーのラインストーンシールをホームベース型に加工します。
矢印
5.ディテールアップ3
クシャトリヤ
  1. 大型バーニアはシルバーリーフ、基軸部はゴールドに塗装し、内側にウェーブ オプションシステム「Z・バーニア〔1〕」をガンメタルでスプレー後、取り付けます。
  2. バインダー上面のアポジモーターのモールドをピンバイスで貫通させ、整形後にガンメタルに塗装したウェーブ オプションシステム「U・バーニア フラット〔1〕」を表裏ともに大小それぞれ取り付けます。内面もガンメタルで塗装します。
  3. 手首周りのむき出しのポリパーツを隠すために手首を加工し、ウェーブ オプションシステム「Z・バーニア〔1〕」をガンメタルに塗装し、取り付けます。
  4. メガ粒子砲の内輪もウェーブ オプションシステム「U・バーニア フラット〔1〕」のリングをシルバーリーフで塗装し、中心をガンメタルで塗装後取り付けます。
矢印
6.組み立て2&スミ入れ
クシャトリヤ
  1. 今回は機体の表面積が広いため、塗装、ディテールアップ、組み上げのなかでスミ入れします。
  2. 濃いグリーンやグレーのモールドはガンダムマーカーのブラックでスミ入れします。
  3. 薄いグリーンのモールドはガンダムマーカーのグレーでスミ入れします。
矢印
7.デカール
クシャトリヤ
  1. このキットはデカールがないので、「ガンダムデカール (MG) MSN-06S シナンジュ Ver.Ka用」から流用します。スケールは1/100用ですが巨大なクシャトリヤにも適合します。前回の製作時とは異なる配置を試みました。
  2. 綿棒で丁寧に水分を拭き取ります。
  3. 乾燥後、マークソフターでデカールを安定させます。
矢印
8.つや消し
クシャトリヤ
  1. これまではすべてのパーツを組み上げてから「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹いていましたが、このキットは表面積が広いため、パーツごとに表裏を吹き分けます。
  2. 色味が落ち着くだけでなく、フィニッシングペーパーによる表面の白化も治まり、デカールのコーティングにも寄与してくれます。
矢印
9.仕上がり
クシャトリヤ
  1. すべてのパーツを組み付けていよいよ感動の瞬間です。
  2. 関節可動の安定性は優秀なキットなのですが、さすがに大型バインダーの重さに左右されるためにアクションベース1に取り付けます。
  3. 最後にHOBBY BASEのモデルカバースクエア(特大)に収納したらいよいよ完成!
製作後記
やはりクシャトリヤはカッコイイ~!ザクカラーのボディーにゲルググのようなフェイス、重量感あふれるスタイルは最も好きなモビルスーツといえます。
2度目の製作ということで前回のデータや経験を生かして進めることができましたが、この巨大さはジオラマ化しづらいのが難点です。
前回とは異なる手法でディテールアップを施しましたが、完成してみると一番の相違点はメガ粒子砲のカラーリングでしょうか?アニメ版に忠実な白色と黄色にしましたが、シルバーとゴールドに比べるとおもちゃっぽくなった印象は否めません。
今回の製作の目的にPhoto Gallery用の写真の再撮影もありました。前回は出来なかったPhotoshopでの加工により、お気に入りの写真が出来ました。このページ以外のページでも今後幅広く活用していきたいと思います。

prev 前のページへ このページのトップへ次のページへnext