1/144 バンダイ HG YAMS-132 ローゼン・ズール (episode 7 Ver.)
お気に入りランク:★★★★☆ レア度:★★★☆☆
アクシズのネオ・ジオンで運用されたハンマ・ハンマをコンセプトに、ギラ・ズールをもとに開発された親衛隊長アンジェロ・ザウパー専用MS。ゼネラル・レビルとの戦闘においてはシナンジュと共に現れて圧倒的な戦闘力を披露し、フル・フロンタルにお辞儀しながらフレームアウトするシーンが印象的です。
ローゼン・ズールは大型のクローにインコム、3連装メガ粒子砲が一体化されており、縦横無尽な攻撃が可能となっています。またEpisode 6では、ネェル・アーガマ内で自ら右腕を破壊して逃亡。Episode7では連装メガ粒子砲を装備した有線式シールド・ユニットが右腕に直接つけられています。さらに背部コンテナに搭載されたの対サイコミュ用特殊デバイスであるサイコ・ジャマーは6基装備されており、八面体のサイコフィールドを形成して敵機を閉じ込めます。その範囲内ではサイコミュ兵器を無効化する機能を持ち、対ユニコーンガンダムの切り札として投入されたのです。
Photo Gallery
製作過程
このキットは前キットで酷評された成型色を改善し、補修されシールドと一体化した右腕を新規造形で再現、Episode7仕様として商品化されたものです。
通常版とも呼ばれる前キットは機体色はあずき色の醜いカラーリングで、不完全なイロプラでした。ネット上の口コミを見ると、とても購入する気にはなれませんでした。しかしながら、物語の終盤で重要な役割を演じるMSでもあり、何とか改善して再版されないものかと思っていたところ、比較的早い段階でユーザーの声が反映したようです。問題はそれがどの程度改善されたかが、ポイントになります。
また、このMSは手に武器を持たせることが出来ないものの、リード線・インコム用台座によるインコム射出を演出できる稀有なガンプラでもあります。
1.イメージ | |
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ポイントでもある新規の成型色ですが、箱を開けた感想は濃いあずき色は改善されたものの、腕・足・背部の色はピンク過ぎやしませんか?と感じました。この部位については前キットの方が紫とピンクの中間色のままで、新しい機体色と同化できたのではないでしょうか。 |
2.組み立て1 | |
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このキットもいつもどおり、塗装前に出来るだけ組み立てを進めていきます。 ここでこだわっておきたいのはプロペラントタンクの合わせ目消しです。接着剤をはみ出し気味に塗り、一晩乾燥させてペーパー掛け。サーフェイサー(ホワイト)を吹いて一晩乾燥させて、MSホワイトを吹きます。 |
3.塗装 | |
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RGとは異なり、HGUCならではの追加塗装が必要で、2色の機体色以外ほぼ全塗装が必要です。
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4.組み立て2&シール | |
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組み立てながら「袖付き」の紋章やホワイトラインのシール貼りを行います。 ギラ・ズールやクシャトリヤのシールに比べると袖のホワイトラインと黒が分離されていて作業はし易くなっています。 ピンセットで軽く乗せ、綿棒でなぞるときれいに仕上がります。 |
5.ディテールアップ | |
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あれこれと製作しながらディテールアップ箇所が浮かんできます。
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6.スミ入れ&つや消し | |
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濃い色のパーツは「ガンダムマーカースミいれ用<ブラック>」で、薄い色のパーツは「ガンダムマーカースミいれ用<グレー>」でスミ入れを行います。 地味な作業ですが、動力パイプなどには立体感が出来て、効果は絶大でした。 最後にシールのコーティングも含めて、「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きました。ピンク過ぎる機体色を沈ませる狙いもあり、若干の効果はあったものの、他のパ-ツで白化をさせてしまいました。 |
7.組み立て3 | |
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つや消しを全体にいきわたらせるために、あえて分割したパーツを組み上げるのはまさに最後、この瞬間に初めて全体のシルエットを見ることができます。そして、つや消しから除外したモノアイはこのタイミングで取り付けます。 このキットの特徴でもあるインコム射出時のワイヤーを演出したオールレンジ攻撃の演出にもなかなかの手間がかかります。 |
8.仕上がり | |
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さぁ、いよいよ完成!と思いきや、Episode7の映像やボックスアート、取扱説明書を見ていると、下記の塗装漏れや誤解釈が判明しました。
HGUCであり、塗装指示もないことから、ある程度の見落としはやむ負えません。このあたりはRGとのクオリティーの違いを感じさせられます。 |
製作後記 |
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バラのMSとも呼ばれるローゼン・ズールは極端ないかり肩に、長い足、ハイヒール、そしてバラの花びらのようなサイコ・ジャマー・・・・などこれまでのMSのなかでも異彩を放っています。ある意味、兄貴分のシナンジュよりもカッコイイ、いや美しいプロポーションと言えるかもしれません。 |