1/100 バンダイ MG MS-06J ザクII(重力戦線イメージカラーVer.)

MS IGLOO 2 重力戦線
ジオン兵「ははは、愚か者め!ははは」
2017.07 製作 / お気に入りランク:★★★★☆  レア度:★★★★★
「U.C.HARD GRAPH」シリーズは機動戦士ガンダムの宇宙世紀を舞台とした人間の戦いを再解釈したバンダイのプロジェクトでしたが、後に プラモデルシリーズならではのディティールを「MS IGLOO 2 重力戦線」として映像にも導入されたものです。 戦場を駆け抜ける兵士や兵器を共通の世界観の中で具現化されたわけです。
1年戦争において劣勢のヨーロッパ戦線から連邦軍反攻の口火となるオデッサ作戦までの世界をハイディテールな3DCGで描かれたモビルスーツの出てくる戦争映画がMSイグルーであり、メカの質感や重量感がリアリティーを追及して描かれています。

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製作過程

2009年6月にホビーオンラインショップ初アイテムとして販売されたこのキットは、当時定価販売への抵抗感から購入を見送っていましたが、その後機会を逃したことを後悔することに・・・。そして2017年4月、プレミアムバンダイ&ホビーオンラインショップの8周年を記念して、"MSイグルー2 重力戦線イメージカラーVer."3種の特別再販が決定!ついに入手となったわけです。
「MS IGLOO 2 重力戦線」に登場するモビルスーツの特徴であるウエザリングによって、表面のキズや土、泥の汚れなどを表現して、陸戦用モビルスーツならではの雰囲気をめざして製作していきます。
1.イメージ
ザク
  1. モノトーンの箱に、流用された取扱説明書、デカールのバージョンダウンなど、市販のMGと比べれば、その価格の高さには閉口します。
  2. ザクVer.2.0系のキットは完成度が高く、これまでの製作経験を活かしてデータを見直したうえで進めていきたいと思います。
  3. 定番のディテールアップに加えて、ダメージ表現やウオッシングなどウエザリングにこだわっていきたいと思います。ポイントはウオッシングにおけるクラックの回避になるでしょう。
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2.組み立て1
ザク
  1. 機体色はイロプラを活かし、それ以外は全塗装とします。OVAの映像や過去のザクVer.2.0の取扱説明書を見ながら、塗装の指示やディテールアップポイントをチェックします。
  2. 可能な限り、組み立てを進めて塗装へとつなげます。
  3. 今回は重力戦線イメージカラーとするため、ウオッシングなどのウエザリングを念頭に置く必要があります。シルバーリーフを下地としたスクレイピング技法を適用します。
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3.塗装
ザク
  1. 胴体基軸部・武器はシルバーリーフを下地にジャーマングレイで塗装。
  2. 胸部・ひざ・足の裏はシルバーリーフを下地にマットブラックで塗装。
  3. ランドセル・足の基軸部はガンメタルで塗装。
  4. 脚部のシリンダー部分とヒート・ホーク刃先に下地のシルバーリーフをマスキングしておきます。
  5. ミサイル・ポッドの弾頭はサーフェイサー(ホワイト)を下地にブライトレッドで塗装します。また、後ろのダクトはガンメタルで筆塗りします。
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4.ディテールアップ
ザク
  1. 頭部のモノアイ、ザク・バズーカ、ザク・マシンガンのスコープは付属のクリアパーツやデカールではなく、ウェーブ オプションシステム「H・アイズ」のクリアーピンク裏に100円ショップのアルミテープを貼ったものを貼り付け、輝きを増します。
  2. 左肩の装甲の質感を他のパーツと変えてみます。ドロッとした接着剤を塗り、ハブラシで叩いてザラザラとした表面にします。
  3. ショルダーアーマー裏と足の装甲裏をフラットブラックで筆塗りします。
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5.組み立て2&ダメージ
ザク
  1. 塗装を終えたら、組み立てを再開します。最近はRGやMGのVer.Kaの製作が続いたためか、サクサク組み立てが進み、ストレスを感じずに進みます。
  2. 焼いたきりやピンバイスで機体のダメージを表現します。特に両肩や各エッジ、足元を中心に被弾跡やキズを付けます。
  3. ここからのウエザリングは過去の教訓からエナメル塗料ではクラックの恐れがあるため、アクリル塗料とMr.ウェザリングカラーを併用して汚します。
  4. 頭部のクリアーパーツのモノアイ・シールドをマスキングしておきます。
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6.ウエザリング1
ザク
  1. クラックの可能性が高い動力パイプや頭部の支柱、ミサイル・ポッドのベルトは、アクリル塗料のブラックとブラウンを薄めてウオッシングを掛けます。
  2. それ以外はMr.ウェザリングカラーマルチブラック/ステインブラウンを専用うすめ液でジャブジャブに薄めて、洗うようにウオッシングします。
  3. 間髪入れずにキッチンペーパーで拭き取り、ドライヤーで速乾させます。
  4. Mr.ウェザリングカラーマルチグレーでさらに色味を沈めます。
  5. スチールウールや粗いフィニッシングペーパーで機体を削り、下地塗装したシルバーリーフを浮かび上がらせます。
  6. フラットホワイトでドライブラシを施し、さらに白のパステルを粉末にして、ハイライトを加えます。
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7.デカール&ウエザリング2
ザク
  1. このキットには専用マーキングシールが付属し、もう1つの保護シート付きガンダムデカールは水を使わないのが災いして、柔軟性のないものでした。
  2. 乾燥したらマークソフターでデカールとシールを馴染ませます。
  3. 「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。
  4. タミヤ「ウェザリングマスターセット」で錆やスス、砂ぼこりを表現します。
  5. フラットアルミでドライブラシを施し、明るさと金属感を表現します。
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8.仕上がり
ザク
  1. 頭部のモノアイ・シールドのマスキングを剥がします。
  2. ザク・バズーカ、ザク・マシンガンのスコープもモノアイ同様ウェーブ オプションシステム「H・アイズ」のクリアーピンク裏に100円ショップのアルミテープを貼ったものを取り付けます。
  3. 武器類を装備したら、いよいよ完成!
製作後記

「機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線」より劇中イメージカラーのザクではありますが、組み立て易さはもちろん、完成後の武器を持たしても崩れないポージングの可動域など、改めてザクVer.2.0の素性の良さを実感することが出来ました。
製作前のポイントとしていたウオッシングはこれまでの経験を活かして、クラックの回避方法を習得できた気がしますし、スクレイピング技法やドライブラシでなど後半の”汚し”も楽しく進めることが出来ました。
モノアイは最近「HIQ PARTSのVICドーム」を使用していましたが、その輝き具合に不満を持っていました。原点に戻り、アルミテープを貼った「H・アイズ」のクリアーピンクの方がウエザリングで沈んだ機体色との対比でその輝きを確認出来ました。
反省点としては、久しぶりのウオッシングを含めたウエザリング仕様にあたって激しい地上での戦闘の傷跡や重量感を表現しましたが、焼いたきりやピンバイスで機体のダメージ表現はやり過ぎたかもしれません。次回作のグフでは砂を巻き上げた埃をメインとしたウエザリングとしたいと思います。

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