1/100 バンダイ MG MS-07B-3 グフカスタム(重力戦線イメージカラーVer.)

アリーヌ「余計なお世話だ!」
2017.08 製作 / お気に入りランク:★★★★★  レア度:★★★★★

U.C.0079 地球連邦軍はジオン公国軍に対して一年戦争最大の地上戦であるヨーロッパ方面へと向かい、レビル大将はオデッサの奪還を目標として、最前線にいる独立混成第44旅団に3輌のガンタンクを配備したのです。陸戦ジムや61式戦車、ビッグ・トレーとともにジオンのザクやグフに挑んだのです。

「MS IGLOO 2 重力戦線」の第3話「オデッサ、鉄の嵐!」の終盤に一瞬現れるMS-07B-3 グフカスタム。重力下に必要な機動性と装甲が強化され、冷却システムも大容量化された”B3グフ”ことグフカスタムは、3連装35mmガトリング砲、ヒート・サーベル 、グフシールド 、ヒート・ロッドを装備したオールラウンドの戦闘特性を備えたMSと言えます。

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製作過程

MS-06J ザクIIに続いて「重力戦線イメージカラーVer.」3部作の2作目に取り掛かります。ザクではダメージ表現をやり過ぎたため、本作では塗装による汚しを中心とした埃っぽいウエザリングをポイントとしたいと思います。
グフカスタムは「機動戦士ガンダム第08MS小隊」から1/144のHGUCで製作しましたが、その時とはカラー設定が若干異なります。さらにそこからイロプラの色味が原画とも異なるためにザク以上の塗装は避けられそうにありません。
1.イメージ
グフカスタム
  1. 箱を見るとザクより小さく、部品点数は少ないと思われます。しかしながら、箱を開けると胴体とスカートの明る過ぎる青はあり得ない色味と感じました。
  2. 大きな気づきとして、ショルダーアーマーが分割がありました。 このあたりはザクVer.2.0の進化前キットであることを痛感させられます。
  3. 定番のディテールアップ、スクレイピング技法、ウオッシングなどウエザリングにこだわっていきたいと思いますが、前作のザクでマスターしたクラックの回避方法も応用したいと思います。
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2.組み立て1
グフカスタム
  1. 機体色の薄いブルーはイロプラを活かし、それ以外は全塗装とします。
    取扱説明書に塗装箇所を色鉛筆で塗り分け、ディテールアップ箇所を赤ボールペンで書き込んでいきます。最近のイロプラと比べるとランナー内での色分けが甘く、追加塗装がかなり必要となりそうです。
  2. 可能な限り、組み立てを進めて塗装へとつなげます。
  3. 今回の鬼門としてショルダーアーマーのパーツの合わせ目消しがあります。瞬間接着剤をたっぷり付けて接着し、数日硬化を待ち、ペーパー掛けを繰り返します。
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3.塗装
グフカスタム
    今回も重力戦線イメージカラーとするため、ウオッシングなどのウエザリングを念頭にシルバーリーフを下地としたスクレイピング技法を適用します。
  1. 胴体基軸部はジャーマングレイで塗装。
  2. ランドセル・胸部・ひざ・足の裏はシルバーリーフを下地にマットブラックで塗装。
  3. 武器はシルバーリーフを下地にガンメタルで塗装。
  4. 装甲内部はガンメタルで塗装。
  5. 脚部のシリンダー部分、 ヒート・サーベルの刃、3連装35mmガトリング砲のパイプはシルバーリーフで塗装。
  6. メインスラスター内側はサーフェイサー(ホワイト)を下地にブライトレッドで、また外装部はガンメタルで塗装。
  7. 胴体とスカートの明るい青はシルバーリーフを下地にブリリアントブルーに塗装。
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4.ディテールアップ
グフカスタム
  1. 頭部のモノアイ、3連装35mmガトリング砲のスコープは付属のクリアパーツやデカールではなく、ウェーブ オプションシステム「H・アイズ」のクリアーピンク裏に100円ショップのアルミテープを貼り付け、輝きを増します。
  2. 同様に腹部のセンサーパネル裏にもアルミテープを貼ります。
  3. マルチブレードアンテナ、ヒート・サーベル、ショルダーアーマーのスパイクのシャープ化。
  4. メインスラスター内側をブライトレッドに塗り分けます。
  5. 頭部ダクト、ランドセル内ダクトをガンメタルで筆塗りします。
  6. ショルダーアーマー裏、スカートアーマー、足の装甲裏をフラットブラックで筆塗りします。
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5.組み立て2
グフカスタム
  1. 塗装を終えたら、組み立てを再開しますが、ザクと比べるとサクサクとはいきません。特に動力パイプにはペーパー掛けに時間を要し、ザクVer.2.0の進化を痛感させられます。
  2. ウエザリングに備えて頭部のクリアーパーツ腹部のセンサーパネルのモノアイ・シールドをマスキングしておきます。
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6.ウエザリング1
グフカスタム
  1. クラックの可能性が高い動力パイプはアクリル塗料のブラックとグレーを薄めてウオッシングを掛けます。
  2. それ以外はMr.ウェザリングカラーマルチブラック/マルチグレーを専用うすめ液でジャブジャブに薄めて、洗うようにウオッシングします。
  3. 間髪入れずにキッチンペーパーで拭き取り、ドライヤーで速乾させます。
  4. フラットホワイトでドライブラシハイライトを加えます。
  5. 「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。
  6. スチールウールや粗いフィニッシングペーパーで機体を削り、下地塗装したシルバーリーフを浮かび上がらせます。
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7.デカール&ウエザリング2
グフカスタム
  1. このキットにも専用マーキングシールが付属し、もう1つの保護シート付きガンダムデカールは柔軟性がなく、失敗を避けることは出来ませんでした。
    また、左胸のジオンマークは完成後、シールの浮きが目立ちすぎるために手持ちのジャンク水転写式デカールに貼り直しました。
  2. 乾燥したらマークソフターでデカールとシールを馴染ませます。
  3. さらに白のパステルを粉末にして埃っぽさを表現します。
  4. Mr.ウェザリングカラーステインブラウンで下半身を中心にスミ入れします。
  5. フラットアルミでドライブラシを施し、明るさと金属感を表現します。
  6. タミヤ「ウェザリングマスターセット」で錆や砲塔のススの表現、そしてデカールのてかりを鎮めることに使用します。
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8.仕上がり
グフカスタム
  1. 頭部のモノアイ・シールドと腹部のセンサーパネルのマスキングを剥がします。
  2. 3連装35mmガトリング砲のスコープも敢えて付属のオレンジのクリアーパーツは使用せず、モノアイ同様ウェーブ オプションシステム「H・アイズ」のクリアーピンク裏に100円ショップのアルミテープを貼ったものを取り付けます。
  3. 武器類を装備したら、いよいよ完成!・・・と思いきやここに来て「重力戦線イメージカラーVer.」のシールドはガトリングシールドではなく、グフシ-ルドとして選択すべきだったことが発覚!パーツの組み替えや補修作業が必要となりました。
製作後記

今回は前作のザクの製作ポイントを応用しつつも、違うアプローチも取り入れてみました。被弾跡やキズは抑えて”汚し”の塗装を中心とし、ウエザリングの手順もいくつか入れ替えました。特に最後の仕上げのステインブラウンでのスミ入れでイメージ通りの仕上がりだったため、過剰な”汚し”にならないレベルで終了させました。
一方ウオッシングではグレーの食い付きが悪く、重ね塗りをしたためか、一部でクラックが起きてしまいました。拭き取りや速乾も甘かったかもしれません 。
良かった点としてはザク同様各アーマー内側にフラットブラックでの塗装を施しましたが、グフでは装甲内部の影がより強調され、その効果は絶大でした。ショルダーアーマーのパーツの合わせ目消しや、マルチブレードアンテナ、ヒート・サーベル、ショルダーアーマーのスパイクのシャープ化も良いアクセントとなり、フラットアルミのドライブラシでさらに鋭さを増しました。
そして次作は「重力戦線イメージカラーVer.」3部作の本命ドムに挑戦です!

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