1/144 HG MRX-010 サイコガンダムMk-Ⅱ
お気に入りランク:★★★★★ レア度:★★★★★
サイコガンダムMk-Ⅱは「機動戦士Ζガンダム」および「機動戦士ガンダムΖΖ」に登場する巨大MS(モビルスーツ)/MA(モビルアーマー)で、ティターンズによってニュータイプ専用機として開発されました。
「機動戦士Ζガンダム」では強化人間であるロザミア・バダムが搭乗し、ゲーツ・キャパの指示のもとでアクシズにいたアーガマを襲撃してカミーユ・ビダンのΖガンダムと交戦するも、ロザミアの精神崩壊によって錯乱状態でビームを乱射したため、Zガンダムによって頭部を撃墜され、サイコガンダムMk-Ⅱは宇宙へ散って行きました。
ちなみに「機動戦士Ζガンダム」では終始MS形態で戦闘を行い、モビルフォートレス形態に変形しなかったのはミノフスキークラフト発生装置の調整が間に合わなかったためとされています。
続編の「機動戦士ガンダムΖΖ」ではアクシズ(後のネオ・ジオン軍)に回収・修復され、プルツーが搭乗して戦闘に使用され、メガビーム砲、メガ拡散ビーム砲、リフレクター・ビットなど強力な武装のほか、両腕を射出して有線誘導でビーム攻撃を行うことも可能となっています。
劇中ではダブリンへのコロニー落とし後、ジュドー・アーシタのΖΖガンダムやエルピー・プルのキュベレイMk-Ⅱとの戦闘でサイコガンダムMk-Ⅱは半壊状態になりながらも戦闘を続行し、その圧倒的な火力と防御力によってジュドーたちを窮地に追い込むものの、プルツーの感情の揺れやジュドーのニュータイプ能力の成長によって最終的に撃破されたのです。
Photo Gallery

製作過程
キット化の発表からホビージャパンモデラーズデカール「ライン01 パールホワイト」、水転写式デカール「1/100 機動戦士ガンダムシリーズ用」、大阪府布帛製品工業組合「ホビーステッカー」、山田化学(株)「ミニチュアベース用カスタマイズシール」、ニトリ「Nクリック ディープ ワイド4段(ミドルブラウン2)」などを買い揃えて発売に備えました。
しかし、発売日当日はガンダムベース福岡もGUNDAM SIDE-Fも事前抽選に落選し、近所の外資系玩具量販店に開店1時間半前に一番乗りで待機。開店と同時に全力ダッシュで品出された1/8個の商品をトップで購入することが出来ました。
1.イメージ

2.塗装

ここからは基本塗装を始めます。
装甲色のパープルと一部の基軸パーツの薄いグレーはイロプラを生かし、それ以外は全塗装です。それでもメインの装甲色はイロプラを生かすので、缶スプレー代2缶分は節約出来ます。
- 頭部基軸パーツ→マットブラック
- イエローのパーツ→キャメルイエロー
- レッドのパーツ→アルミシルバー+メタリックレッド
- 濃いパープルのパーツ(一部の基軸パーツ、シールド)→レーシングブルー
- リフレクター・ビットの羽根→アルミシルバー
3.ディテールアップ

基本塗装が完了したら定番のディテールアップやイロプラ漏れ、一部シール対応箇所の追加塗装を行います。
このキットはバーニア内輪のレッドがイロプラなので塗装不要で助かります。
- ブレードアンテナのシャープ化。
- ビーム砲の指先→イエロー
- 手首内部基軸パーツ、リフレクター・ビットの基軸部→レーシングブルー
- 腕部・スカート部・脚部の装甲裏→つや消しブラック
- 各部ダクト、各部パイプ部→ガンダムマーカーEX<ヘビーガンメタリック>
4.組み立て

- 塗装を除外したイロプラパーツを中心に粘り強くゲート処理をしながら組み立てます。
- パーツの合わせ目消しが必要な箇所はなく、バックパックのヘッドカバーのみ段落ちモールドで処理します。
- パーツの点数はさほど多くなく、ポロリもないしっかりとしたフィット感で組み上がります。
- 仮組みを行わなかったこともあり、この過程でディテールアップ塗装漏れに気付き、追加塗装を行いました。
・頭部ダクト、胸部ダクト、脚部関節のパイプ部→ガンダムマーカーEX<ヘビーガンメタリック>
5.スミ入れ&マーキング

組み上げてみるとなかなかスタイリッシュなフォルムですが、ここからスミ入れ→マーキング→つや消しと進んでキットがどう変貌するか楽しみです。
なお、マーキングは「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE サイコガンダムMk-II」のデザインを一部参考にしました。特に右足の"PSY002"はお気に入りポイントです。
ちなみにこのサイコガンダムMk-Ⅱは「機動戦士Zガンダム」では地球連邦軍のニュータイプ研究所であるムラサメ研究所が開発しており、「機動戦士ガンダムZZ」ではアクシズ(後のネオ・ジオン軍)が鹵獲して改修した機体として登場しています。このため、EFSFやTITANSのロゴを貼るということは「機動戦士Zガンダム」仕様を選択するということになり、Galleryの「機動戦士ガンダムZZ」のシーンはこれらのロゴを画像修正する必要があります。
- 「Mr.ウェザリングカラー マルチブラック」でスミ入れし、うすめ液を使って綿棒で拭き取ります。
さらに「ガンダムマーカースミいれ用<グレー>」を併用し、シャープなラインが欲しい箇所はコピック マルチライナー<ブラック>0.03mmやシャーペンで補完します。 - ツインアイやバーニアの中心など付属のシールをこの段階で貼り付けます。
- サイコガンダム製作時に倣ってホビージャパンモデラーズデカール「ライン01 パールホワイト」を貼り付けます。
- 地球連邦軍 宇宙軍のEFSF(Earth Federation Space Force」やTITANSのロゴは水転写式デカール「1/100 機動戦士ガンダムシリーズ用」、その他ジャンクデカールを貼り付けます。
- 乾燥後、GSIクレオス 「Mr.マークソフター」を塗布して綿棒で水分を拭き取ります。
しかし、水転写式デカールの乾燥を一晩待つとホビージャパンモデラーズデカール「ライン01 パールホワイト」が浮き上がってきました。GSIクレオス 「Mr.マークソフター」との相性が悪いようです。ここはGSIクレオス 「Mr.マークセッター」で修復しました。 - 廃番となった(株)日本パール加工「モデラーズシール」から蘇った大阪府布帛製品工業組合「ホビーステッカー」と山田化学(株)「ミニチュアベース用カスタマイズシール」をやや控えめのRG風に貼り付けます。
- ツインアイをマスキングして「GSIクレオス Mr.スーパースムースクリアー つや消しスプレー」をしっかり目に吹いてコーティングします。
塗装日の天候にも恵まれ、ホビージャパンモデラーズデカール「ライン01 パールホワイト」の浮きも、やすり掛け痕やパーツの白化も抑えられ、イロプラパーツと塗装したパーツの一体化を実感出来ました。
6.半壊頭部

サイコガンダムMk-Ⅱは「機動戦士ガンダムZZ」第一次ネオ・ジオン抗争での運用時にジュドー・アーシタのΖΖガンダム、エルピー・プルのキュベレイMk-Ⅱとの激しい戦闘で装甲が半壊し、損傷は頭部に及んだものの、脱出ポッドとしての機能は損なわれませんでした。
このオマケとも言える半壊頭部のパーツのみウェザリング仕様にします。
- タミヤ「ウェザリングマスターセットB」ですすを加えます。
- エナメル塗料のクロームシルバーで装甲の剥がれとエッジを中心にドライブラシを掛け、金属感を表現します。
7.MA形態

挑戦しようかかなり迷いましたが、Gallery撮影のために塗装や水転写式デカールのはがれのリスクを覚悟しつつもMA(モビルアーマー)形態への変形を試みました。
取扱説明書の後半7ページに渡って解説されていますが、これが分かりにくい!YouTubeのモデラーのレビューを参考に3時間近く掛けて変形させました(涙)。
懸念していた塗装や水転写式デカールのはがれはコーティングのお陰で回避出来ましたが、MS形態に戻すことも大変でした。2度とMA形態にすることはないでしょう。
8.仕上がり

- 付属のウェポンディスプレイベースセットを組み上げて本体、リフレクター・ビットを組み付けます。
- ビームを指先に組み付け、Galleryの撮影に備えます。
- すべてのパーツを組み上げ、武装を持たせたら、いよいよ完成!
9.ディスプレイラック

デストロイガンダム同様エフェクトパーツを取り付けるとさらに巨大になるこのキットをプチジオラマ化するため、適当なディスプレイケースの代替策として今回もニトリの収納ボックスを活用します。
- ニトリ「Nクリック ディープ ワイド4段(ミドルブラウン2)」(商品コード:8791534)を購入しました。
サイズは外寸1,170mm×592mm×395mmで、ディスプレイスペースは内寸559mm×374mmで棚板を取り付けます。 - 背景パネルを製作します。
100円ショップダイソーの「カラーボード(黒)」450mm×840mmを365mm×550mmにカットします。 - アクシズ周辺での戦闘シーンをイメージした画像を作成してコンビニでA3サイズ2枚に分けてプリントし、サイズ調整して両面テープでカラーボードに貼り付け、背景パネルを設置します。
- ほこりよけとしてホームセンターで購入したテーブルクロスは富双合成(株)「ハイブリッド透明小巻(厚み0.18mm)4人掛用」(品番:H018120200)1,200mm×2,000mmを購入しました。
ディスプレイラック前面を覆うようにテーブルクロスを672mm×595mmにカットします。
- サイコガンダムMk-Ⅱをアクションベースに、リフレクター・ビットをウェポンディスプレイベースに組み付けてディスプレイラックに収納します。
- 劇中サイコガンダムMk-Ⅱ登場時に同じ戦場にいたZガンダム(RG)とパラス・アテネ(HG)を100円ショップキャンドゥで購入した山田化学(株)「ディスプレイスタンド(クリア)」に機体を取り付けて配置します。
- テーブルクロスを100円ショップ大創「カラ画鋲(透明)35本」で固定したら、いよいよ完成!
製作後記
定価11,000円という高価なキットのため、製作には慎重さを求められますが、製作前の検証から完成後のディスプレイラックの収納まで、長期間に渡る素材集めや準備がしっかり出来ていたためにアクシデントもなくイメージどおりに完成しました。
装甲のイロプラを生かしつつも細部にメタリック塗装や装甲裏塗装を施して重量感をアップさせました。唯一惜しむらくは基軸パーツのレーシングブルーがつや消し塗装によって金属感がかなり落ちたことですが、それでもイロプラのおもちゃ感を消して全パーツを一体感した効果は絶大です。
ここでサイコガンダムMk-Ⅱと同スケールの大型キットであるサイコガンダムとデストロイガンダムをそれぞれ比較してみます。
まず、サイコガンダムはガンダムらしい頭部に独特のブラックの装甲が威圧感を感じますが、MA形態を考慮するとパーツの合わせ目消しが出来なくなるという致命的な欠陥があります。その点、サイコガンダムMk-Ⅱはパーツの合わせ目消しや後ハメ加工の必要性がない最新の設計デザインです。
一方、デストロイガンダムはシャープで極悪なイメージのフェイスで、小顔過ぎて迫力や胴体とのバランスが不自然なサイコガンダムMk-Ⅱよりもカッコイイデザインと言えます。装甲はデストロイガンダムはツルンツルンでスジ彫りの必要性がありましたが、サイコガンダムMk-Ⅱはしっかりモールドが入っていて、パーツ分割による色分けも見事なキットです。
完成後の私の満足度はデストロイガンダム>サイコガンダムMk-Ⅱ>サイコガンダムの順です。









高価なキットで大きなボックスですが、ランナーはパンパンと言うほどの点数ではありません。
また、ボックスアートのデザインは少々残念です。ガンプラではお馴染みの有名デザイナーが描いているようですが、汚し過ぎの描写に加えて輪郭がぼやけたデザインで、迫力があったデストロイガンダムのボックスアートと比べるとかなり残念というのが私の率直な感想です。
サイコガンダムMk-Ⅱのキット化発表時の試作品は装甲色がピンク過ぎる印象で全塗装を懸念していましたが、発売直前に公開された完成見本はドムっぽいパープルになっていました。今回はそのパープルの装甲色と一部の基軸パーツの薄いグレーはイロプラを生かし、それ以外は発色を上げたり、重量感を増すためのメタリック塗装を施したいと思います。