1/144 HG MS-06R-1A シャア専用高機動型ザクII
シャア「所詮そこまでだ、ガンダム!」
お気に入りランク:★★★★☆ レア度:★★★★★
MS-06R-1A シャア専用高機動型ザクIIは「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」に登場した幻のモビルスーツで、アムロの悪夢の中で一瞬登場するだけながらも強烈な印象を残したMSです。
キットとしては「1/144 HG MS-06S シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.」をベースに指揮官用ブレードアンテナはそのままに、高機動部は「1/144 HG MS-06R-1A 高機動型ザクII (黒い三連星)」から流用しているものと思われます。
2キットの違いはバックパック、脚部装甲とその動力パイプ、バーニアです。
武装はザク・マシンガン、バズーカA2型、対艦ライフル、ヒート・ホークが付属していますが、劇中で使用しているのはザク・マシンガンのみです。マーキングはシールタイプから選択式の水転写式デカールに変更されています。
Photo Gallery

製作過程
劇場でこの作品を見た時から「このシャアザクはプラモデル化するために無理やり創造したMSだな。」と思っていましたが、まさか発売まで3年も掛かるとは思いませんでした。
プレミアムバンダイの1次予約にあっさり撃沈し、2次予約で購入することが出来ました。
予約後前述のように"ORIGIN版シャア専用ザク"との違いがあまりないこのキットに予約する価値があったか疑問を持っていました。また、キット到着後箱を開けてみると装甲色があずき色過ぎて色味に違和感を感じました。
このMS自体夢の中の機体であることから、今回は思い切って全塗装とし、前作のノウハウを生かしつつも塗装やマーキングに独自解釈を取り入れ、逆にシャアザクらしいザクに仕上げたいと思います。
1.イメージ

2.後ハメ加工

- パーツの合わせ目消しのために腕の基軸パーツを分割して後ハメ加工を施します。一方の基軸パーツを腕の内部に残します。
- ショルダー部の基軸パーツをカットし、後ハメ加工を施します。
3.パーツの合わせ目消し

- 脇部、腕部、ショルダー部のパーツの合わせ目にタミヤセメントをパーツの合わせ目にたっぷり付けてむぎゅっとなったら、大型クリップで挟み込んで2、3日硬化を待ちます。
- 硬化後フィニッシングペーパーで400番→600番→1000番の順に磨き、最後にスポンジ研磨材で仕上げます。
- サーフェイサー(グレイ)を吹いて表面を整えます。
- 胸部のパーツの合わせ目は段落ちモールドで対応します。
- なお、武器類にも結構なパーツの合わせ目消しの必要性がありますが、"ORIGIN版ザク"でストックしておいたザク・マシンガンを流用して製作コストと時間を削減することにします。
4.ディテールアップ1(工作編)

- ブレードアンテナのシャープ化。
- モノアイはモノアイレールを削り込み、HIQ PARTS「VICドーム(レッド)3.0mm」を埋め込みます。
- 肘部パーツの肉抜きを「エポキシ造形パテ(速硬化タイプ)」で埋めます。
- シールドの予備マガジン用の差し込み部の穴をタミヤ「エポキシ造形パテ(速硬化タイプ)」で埋め、平面になるようにヤスって整えます。
5.塗装

ディテールアップの工作が完了したらゲート処理、一部のパーツを組み立て基本塗装に移ります。
メインカラーのMSシャアピンクの塗装が甘く、まさかの2缶目を購入することになった点が悔やまれます。
- 頭部、装甲、動力パイプ、シールド→ガンダムカラースプレー MSシャアピンク
- 胸部、腰部、スカート部→ガンダムカラースプレー MSシャアレッド
- 腕部基軸パーツ、ハンドパーツ→ジャーマングレイ
- 首周辺、脚部基軸パーツ、バックパック→ガンメタル
- モノアイレール、胸部、肘部、脚部→マットブラック
6.ディテールアップ2(塗装編)

組み立て前に筆塗り中心のディテールアップ塗装に移ります。
- 頭部ダクト、脚部丸モールド、足裏バーニア→ガンダムマーカーEX<ヘビーガンメタリック>
- 胸部丸モールド、足裏丸モールド→ガンダムマーカーEX<シャインシルバー>
- バーニア内輪→シルバーリーフ
- バーニア外側→ガンメタル
- ショルダーアーマー内側、スカート装甲裏→フラットブラック
7.組み立て2

すべての塗装が完了したらパーツを組み付けます。
HGながらも装甲にしっかりモールドがあるため、この段階でも充分格好いいシルエットです。
- 高機動型用の脚部装甲はかなり組み付けが硬く、ダボカットが必要です。 さらに小さく分割された装甲パーツで抑え込む構造でパーツの合わせ目消しがほぼ不可能な構造です。
- パーツを組み付けるとスミ入れが難しくなる動力パイプはこの段階でガンダムマーカー スミいれ用〈グレー〉でスミ入れしておきます。
- つや消し塗装から除外するためにモノアイレール、バックパック、バーニアをバラします。
8.スミ入れ&マーキング

- 「Mr.ウェザリングカラー マルチブラック」でスミ入れし、うすめ液を使って綿棒で拭き取ります。
このうすめ液ですが、タミヤのアクリル塗料 溶剤を使うと装甲色のMSシャアピンクがはがれてしまいました。ガンダムカラースプレーとの相性が悪いようです。Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液では問題なく、今後の参考になりました。 - シャープなラインが欲しい箇所はコピック マルチライナー<ブラック>0.03mmやシャーペンで補完します。
- マーキングは"ORIGIN版シャア専用ザク"と異なりマーキングシールではなく水転写式デカールが付属しています。
この水転写式デカールはアニメカラーとオリジナルカラーの選択式となっていますが、それぞれのいいとこ取りで貼り付けます。 - GSIクレオス「Mr.マークソフター」で馴染ませます。
- 仕上げに「GSIクレオス Mr.スーパースムースクリアー つや消しスプレー」をしっかり目に吹いてコーティングします。
9.仕上がり

- 頭部内側にランナーが入っている透明の袋を切り取り、モノアイシールドとして両面テープで内側から貼り付けます。
- つや消しから除外しておいたモノアイレールを組み付け、頭部パーツを完成させます。
- 取扱説明書はモノクロですが、バンダイナムコのホームページ画像を参考にバックパックの四角いモールドにセメダインのラピーミニ キラキラテープ(メタリックレッド)を貼り付けます。つや消し塗装後に貼り付けることによって輝きを維持します。
- 製作コスト削減のために"ORIGIN版ザク"から流用したザク・マシンガンのスコープは劇中画像を参考に100円ショップ(ダイソー)のデコレーションシールのパープルを組み込みます。
- すべてのパーツを組み上げ、アクションベース4 クリアに取り付け、劇中のポージングをとらせたら、いよいよ完成!
製作後記
アムロの夢の中に登場した高機動型ザクを"ORIGIN版シャア専用ザク"とは異なるカラーリングで、ファーストガンダム寄りのシャア専用ザクに仕上げました。
"ORIGIN版シャア専用ザク"の製作ノウハウをパーツの合わせ目消しや後ハメ加工に生かして製作、RG並みのしっかりとしたモールドにはスミ入れ効果抜群でした。さらにバックパックやバーニアの増強で重量感を増した機体となりました。
残念ポイントとしては高機動型ならではの脚部装甲上部に大きなパーツの合わせ目が出来ることです。幸い正面からは全くパーツの合わせ目を感じませんが、パーツの組み付け自体が硬く、その構造が複雑なためにパーツの合わせ目消しを断念した点です。
また、このキットは豊富な武装が付属していますが、劇中ではザク・マシンガンのシーンしかなく、時間とコスト削減のためにザク・マシンガン以外の武装の製作を割愛するなど妥協を受け入れながら完成させたキットでもあります。
Windows11への変更に伴い、DreamweaverCS5の後継ソフトとして使用をはじめたVisual Studio Codeは比較的順調に使いこなせましたが、PhotoshopCS5.5の後継ソフトは当初GIMP3.0をメインと考えていましたが、
画像の自動選択やエクスポートなどPhotoshopと比べるとその性能や操作性に難あり、メインソフトはPhotopeaに、そしてサブとしてはPixlr Eを活用していくことになりそうです。
この作品の画像加工の製作過程ではPhotoshopの操作性に近いPhotopeaに手ごたえを感じ取ることが出来ました。






"ORIGIN版シャア専用ザク"の取扱説明書に記入していた製作ポイントを"ククルス・ドアンの島版のシャア専用ザク"の取扱説明書に転記し、キットの相違点をチェックします。
前回のノウハウを取り入れつつも、さらに踏み込んだこだわりも取り入れたいと思います。
高機動化したことによって"ORIGIN版シャア専用ザク"にあった脚部の後ハメ加工、パーツの合わせ目消しは構造的に断念することにしました。しかし、正面から見るとその合わせ目はほとんど目立ちません。