1/100 バンダイ MG MSN-04 サザビー Ver.Ka
むしろ暖かくて、安心を感じるとは・・・。」
お気に入りランク:★★★★★ レア度:★★★☆☆
地球連邦軍ロンド・ベル隊のνガンダムに採用されたサイコフレームは、アムロと同等のMSで戦うことを望んだシャアによってアナハイム社に意図的に横流しされたものと言われています。νガンダムとの最後の死闘では格闘戦となり、アクシズ表面に激突。その際射出された脱出ポッドはνガンダムに捕らえられ、小惑星アクシズ落下阻止を試みたアムロの意思に応えるかのようにサイコ・フィールドを放ち、シャアとアムロは虹色の光とともに消えて行ったのです。
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製作過程
製作にあたってこだわりたい点としては、①内部フレームやシルバーフレームが露出した際の金属感の強調②サイコフレームの発色③後の”袖付き”をイメージさせる黒いパーツの艶消し感です。
巨大で完成度の高いこのキットは塗装でのディテールアップがメインになるとは思いますが、ポイントは最終のデカール貼りと仕上げの艶消しスプレーでどのように機体色が変貌するかだと予想しています。
1.イメージ | |
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今回の製作ポイントは内部フレームとシルバーフレームの金属感と黒いパーツの艶消し感との対比を表現します。 |
2.組み立て1 | |
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MGらしくパーツ点数もそこそこあり、この機体の特徴でもある巨大なパーツが目を引きます。ロングライフルには数少ないパーツの合わせ目消しを施しました。 いつもどおり、可能な限り組み立てた後に塗装を施します。パーツ点数が多いためにニッパーによるゲート処理→デザインナイフによる削り落とし→ペーパー掛け→ウエットティッシュ拭き取りという工程に最も時間を要します。 |
3.塗装 | |
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巨大なキットのためにスプレー缶も1缶使い切る勢いになりますが、基本的に細かい色分けはないキットです。
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4.ディテールアップ | |
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完成度の高いキットのために加工する余地はほとんどなく、主に塗装でディテールアップを行います。サイコフレームの塗装指示はないために、モールドや模型誌の作例を参考にガンダムマーカー メタグリーンで塗装します。この時シルバーリーフを下地塗装して輝きを上げます。組み立てながら細かいモールドを発見して塗装することもしばしばです。
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5.組み立て2 | |
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塗装が完了したら、組み立てを再開します。ここからはサクサク楽しみながら製作できると思いきや、ここが一番難所でした。 取扱説明書の図が不明確で、パーツがなかなかフィットしない事態が多発します。ファンネル・コンテナ、肩のバーニア周辺、足の装甲などは組み上げてはバラし、構造を理解し直し、再度組み上げる作業を繰り返しました。 |
6.スミ入れ・デカール・コーティング | |
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①「ガンダムマーカースミいれ用<ブラック>」でスミ入れを行い、シンナーで拭き取ります。 |
7.仕上がり | |
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パーツ各部を組み上げたら、いよいよ完成! すべての工程が終了するまで、パーツを組み上げず、完成後の楽しみとしました。最終のつや消しも隅々までムラなく吹けます。 付属の軍服姿とパイロットスーツ姿のフィギュアに加えてクリアーのコクピットブロックもうれしいおまけです。 |
製作後記 |
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大型キットのため慎重に製作を進めましたが、特に大きなミスもなく狙い通りに仕上がりました。オリジナルのサザビーはさほどカッコイイとも思いませんでしたが、内部フレームとシルバーフレームを露出させ、牡蠣の殻のような幾重にも重なった装甲からサイコフレームの輝きを放つVer.Ka仕様は別のMSへと変身しています。 |