1/144 HG RGM-89 ジェガン

パイロット「ロンドベルだけにいい思いはさせませんよ!」
2025.1 製作
お気に入りランク:★★★★☆  レア度:★★★★★

ジェガンはジムや後継機のジムⅡ、ジムⅢ、ネモを経た新世代のスタンダードMSとして「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」において第二次ネオ・ジオン抗争時のロンド・ベル隊の主力MSとして登場しました。
ちなみに同じAE社製であるネオ・ジオン軍の主力機ギラ・ドーガとは対の位置付けとなっています。劇中においてはヤクト・ドーガのやられ役にも見え、敵MSを圧倒するような活躍は少ないものの、ダメージを負ったリ・ガズィの代わりにケーラ・スゥ中尉が、そしてハサウェイ・ノアもジェガンで出撃するシーンがあります。

クライマックスでは地球へ落下するアクシズをνガンダムで押し返そうとするアムロに、無数のジェガンやジムⅢ、さらにネオ・ジオンのギラ・ドーガまでもが取り付き、摩擦熱やオーバーロードに耐えきれず爆発していくのです。
しかし、最終的にはアクシズへ取り付いたνガンダムとサザビーのコクピットブロックのサイコフレームの共振によって発生させた虹色の光のサイコ・フィールドに包まれ、アクシズの地球への落下が阻止されたのです。

Photo Gallery


製作過程

ジェガンもギラ・ドーガ、ジムⅢと並んでGUNDAM SIDE-Fでアクシズ・ショックイメージカラーが発売されていますが、パーツのヒケが目立ち、発色もイマイチのため通常キットを選択しました。
このキットは2024年4月にガンダムベース福岡で購入し、しばらく積みプラとなっていました。この頃はまだ事前情報の精度が高く、再販日が読めましたが、これ以降GWを境に再販日が読めない流れへと変わっていきます。
アクシズ・ショックのジオラマを製作しなければ購入することもなかったであろう、私の中では地味なやられキャラのMSをジオラマの引き立て役として製作していきます。

 

1.イメージ

ジェガン

アクシズ・ショックのジオラマの脇役としてジェガンの製作に取り掛かります。
2009年発売のキットということでイロプラ漏れやパーツの合わせ目消しはある程度覚悟しなければならないと考えています。やられ役のイメージのMSですが、ボックスアートも地味に感じます。

  1. 箱を開けて見ると薄いグリーンとジャーマングレイの2色と言ってもいい大胆な配色でイロプラ漏れの検証が製作ポイントとなりそうです。
  2. この時代の傾向として薄いグリーンや薄紫のパーツが多用される典型的なキットです。
    薄いグリーンのパーツはやや濃い気がしますが、ウェザリング仕様にすることを踏まえて薄いグリーンのパーツとジャーマングレイのパーツはそのままイロプラを生かすことにします。
  3. 取扱説明書や劇中画像、HG、MGの公式サイトでイロプラ漏れを検証してしっかり追加塗装します。
  4. パーツの合わせ目消しが必要な個所は意外と少なく、薄いグリーンのパーツを塗装しないことを踏まえて段落ちモールドとウェザリング仕様を併用しながら進めたいと思います。
  5. ジオラマベースにνガンダム、ギラ・ドーガ、ジムⅢとともに配置します。

2.パーツの合わせ目消し

ジェガン

硬化時間を考えてパーツの合わせ目消しから取り掛かります。
今回はスジ彫りの追加は行いません。

  1. パーツの合わせ目消しの対象箇所は肩部、脚部装甲後部上段・下段、バックパック上部、ビーム・ライフルとします。
  2. タミヤセメントをパーツの合わせ目にたっぷり付けてむぎゅっとなったら、大型クリップで挟み込んで3日程硬化を待ちます。
  3. 硬化後フィニッシングペーパーで400番→600番→1000番の順に磨き、最後にスポンジ研磨材で仕上げます。
  4. 薄いグリーンのパーツはイロプラを生かすためにサーフェイサーや塗装は行いません。

3.塗装

ジェガン

前述のとおり薄いグリーンとジャーマングレイのパーツはイロプラを生かすものの、それ以外は劇中の配色を検証して塗装、またはイロプラ漏れの追加塗装を行います。

  • 薄紫のパーツ→サーフェイサー(グレイ)
  • ビーム・ライフル→ジャーマングレイ
  • 肩部丸モールド、バックパック丸モールド、各部角型ダクト周辺、つま先→キャメルイエロー
  • バーニア内輪→サーフェイサー(ホワイト)+キャメルイエロー
  • バーニア外輪→ガンメタル
  • 腰部大型ミサイル→ガンダムマーカーEX<ヘビーガンメタリック>

4.ディテールアップ

ジェガン

イロプラ漏れ以外の塗装を中心に定番のディテールアップします。

  • ブレードアンテナのシャープ化。
  • 頭部クリアーパーツの内側→セメダイン「ラピーミニ キラキラテープ」のシルバーを貼り付けます。
  • ハンドパーツは手の甲のみ生かし、拳手から「HG 1/144 オプションパーツセット ガンプラ03(ビルドハンズ 角型)」Sサイズの平手を加工して変更します。
  • ブレードアンテナ先端、胸部ダクト、バックパック上部のダクト・動力パイプ→ガンダムマーカーEX<ヘビーガンメタリック>
  • 頭部下部、サイドスカート裏、脚部装甲裏、バックパック装甲裏→ジャーマングレイ
  • シールド前面上部→レーシングブルー

5.組み立て&段落ちモールド&マーキング

ジェガン
  1. 仮組みを行わなかったためにここで組み立てます。
  2. 組み立てながらパーツの合わせ目消しを回避できるところは段落ちモールドで対応します。
    胸部側面、膝部側面、脚部装甲後部中段を段落ちモールドで対応します。
  3. シンプルに付属のシールのみ貼り付けます。
    腰部のVマークは塗装を断念してマーキングシールを貼り付けます。
  4. ジオラマ再現時シールドのみアクセサリーとして使用します。

6.スミ入れ&ウェザリング

ジェガン

各部パーツごとにスミ入れを行い、ウェザリング、そしてクリアーパーツとホイルシールを除外してつや消しコーティングを行います。

  1. クラック防止のために「Mr.スーパースムースクリアー つや消しスプレー」でコーティングします。
  2. 「Mr.ウェザリングカラー マルチブラック」でスミ入れし、うすめ液を使って綿棒で拭き取ります。
  3. シャープなラインが欲しい箇所はコピック マルチライナー<ブラック>0.03mmやシャーペンで補完します。
  4. アクリルガッシュのバーント アンバーをくたびれた歯ブラシとスポンジでポンポン叩き、不規則な汚れを表現します。
  5. 4と同様にクリヤーオレンジでアクシズの摩擦熱とオーバーロードの影響を表現します。
  6. エナメル塗料のクロームシルバーで装甲の剥がれをエッジを中心にドライブラシを掛け、金属感を表現します。
  7. さらにシャーペンでチッピングを加えます。
  8. タミヤ「ウェザリングマスターセットC」でバーニア周辺にブラックのすすを加えます。
  9. ハイライトとして白のパステルを茶こしでこしてアイシャドウ用のウレタンチップでこすりつけます。
  10. ホイルシールを除外して全体にGSIクレオス「Mr.スーパースムースクリアー つや消しスプレー」を吹きます。
  11. 除外していたクリアーパーツを取り付けます。
  12. 頭部前後のメインカメラ、ビーム・ライフルに手持ちのメタリックブルーのホイルシールを貼り付けます。

7.仕上がり

ジェガン
  1. アクシズ・ショックのジオラマ用にビルダーズパーツHD-05「1/144 MSエフェクト01」のノズルエフェクトをクリアーブルーに塗装します。
    キットだけでなく、入手困難となっていたこのビルダーズパーツも数年掛けて買いそろえました。
  2. 機体のバーニアにノズルエフェクトを取り付けます。
  3. すべてのパーツを組み上げたら、いよいよ完成!
  4. アクシズ・ショックのジオラマにνガンダム、ギラ・ドーガ、ジムⅢとともに配置します。

製作後記

アクシズ・ショックのジオラマの脇役として製作したジェガンですが、このキットはウェザリングしてこそ生きるキットではないかと思います。缶スプレー派の私にとって薄いグリーンの機体色の再現は困難で、イロプラを生かしてウェザリングやチッピング、つや消しを加えることによっておもちゃ感が消え、密度の高い機体になったと思います。
個人的にはジムの後継機と呼べるほどの存在感は感じませんが、アクシズ・ショックのジオラマ再現にあたっては「ロンドベルだけにいい思いはさせませんよ!」のセリフとともに欠かせない存在のMSと言えます。
劇中ではアクシズの岩盤にシールドを押し付けるジェガンも見られますが、今回のジオラマでは手でアクシズを押し返そうとするジェガンを採用し、加工したトリプルアクションベースにシールドを単体で取り付け、別のジェガンから吹き飛んできたシールドを演出しました。
Galleryでは「機動戦士ガンダムユニコーン」のジェスタ・キャノンで使用した「HG 1/144 89式 ベースジャバー」を流用して、機体上下にジェスタを搭載するシーンを再現しました。

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