1/100 バンダイ MG RX-78-2 ガンダム Ver.3.0
お気に入りランク:★★★☆☆ レア度:★★★☆☆
戦争末期、人類の進化の形ーニュータイプとして覚醒していくアムロの操縦に反応しきれなくなったガンダムにはミノフスキー物理学とモノポールを組み合わせた「マグネット・コーティング」が施され、駆動系を中心に理論上無限の加速を可能としたのです。このキットでは「マグネット・コーティング」仕様にスポットが当てられているため、最終決戦仕様を意識して製作していきたいと思います。
Photo Gallery
製作過程
発売前の模型誌での印象はRG ガンダムの1/100MG版という印象でしたが、発売後モデラーからはコア・ファイターや武器類はVer.2.0のまんま流用で「これでVer3.0と読んでいいのか?」という声が上がっています。
また箱を開けてパーツを確認し、説明書を読むといくつもツッコミどころが出てきます。ディテールアップというより補正というべき作業の必要性を感じました。ファーストガンダムの主役機、しかもMGというガンプラの中核をなすシリーズがこんなことでいいのか!
MGシリーズはガンダムMk-Ⅱ→Zガンダム→vガンダムの順で製作してきましたが、満を持してのファーストガンダムをどこまで補正して仕上げられるか?製作前からワクワク感を奪われたキットに挑戦です。
1.イメージ | |
---|---|
模型店のデモを見て気付いた点、箱を開けてパーツと説明書を見比べた点、ディテールアップと合わせて補正ポイントを洗い出します。
|
2.組み立て | |
---|---|
|
3.塗装 | |
---|---|
|
4.コア・ファイター | |
---|---|
説明書の指示どおりコア・ファイターから組み立てます。 コクピットハッチにマスキングをしてサーファイサー(ホワイト)を吹いて白いラインを塗装します。クリアーパーツをガンメタルで塗装した車輪部分をフラットブラックで筆塗りします。 スミ入れ、リアリスティックデカール貼りまで完了したら、ここでコア・ファイター単独で写真撮影まで終了させます。 |
5.ディテールアップ | |
---|---|
|
6.スミ入れ | |
---|---|
|
7.デカール | |
---|---|
|
8.フィギュア | |
---|---|
Photo Galleryの撮影用にバンダイ ビルダーズパーツ「1/100 MSフィギュア01」を活用します。今回撮影に使用するのはアムロとセイラのみで、ポーズを取らせる加工を行います。その他はストック用としてファーストガンダム仕様で塗装します。 メンテナンスクルーが地上用と宇宙用とそれぞれ2セットあるため、関節を曲げるなどポーズを変えて塗装後、「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹いて仕上げます。 |
9.ディスプレイスタンド | |
---|---|
|
10.仕上がり | |
---|---|
|
製作後記 |
---|
このキットのポイントは組み立てだと思います。手足の関節の組み立てはその構造を理解してからではないと組み上げられません。これは可動性や色分け、パネル分割が影響していると思われますが、細分化されたパーツは組み立ての難易度を上げています。1/100スケールにもかかわらず、RGより組み立てを難しくさせている原因に説明書の不備があります。接合部がイラストで表現されておらず、リアリスティックデカールのモノクロページも含め不親切なキットと言えます。特に子供には独力での製作は困難ではないでしょうか?ガンプラのフラッグシップであるべきRX-78-2のMGとしては問題点が多く、厳しい言い方のようですが、このキットの開発チームはユーザー目線の配慮が足りないと言わざる終えません! |