1/100 バンダイ MG MS-09 ドム(重力戦線イメージカラーVer.)

アリーヌ「敵の懐へ!」
2017.08 製作 / お気に入りランク:★★★★★  レア度:★★★★★

地球降下作戦を展開するジオン公国軍は地球連邦軍に対して破竹の勢いで進軍していたかのように見えましたが、実際には重力下でのザクの機動性を充分発揮できないという問題を抱えていました。第三降下部隊にはMS-07グフも配備されたものの、重力下での高速移動が可能なMSの開発が求められていました。そこで投入されたのがホバー走行による高機動の移動能力を備えた”重モビルスーツ”MS-09ドムなのです。
二次元軌道をもつモノアイレールやスカートアーマー、推進用のスラスター、熱核ジェットユニット及びそのインテークなど特徴的な機体の装備に加えて、戦艦を一撃で撃沈するジャイアント・バズも武装し、高い戦果を挙げたのです。
ドムは”ジェット・ストリーム・アタック”で知られる「黒い三連星」によって初の実戦に投入されましたが、「MS IGLOO 2 重力戦線」では第3話「オデッサ、鉄の嵐!」終盤に現れ、戦線の展開速度を向上させ、大地を高速で疾走し、地上におけるモビルスーツ戦の様相を一変させたのです。

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製作過程

ガンダムの中でも最も好きなモビルスーツの一つのドムに挑戦です。子供の頃に作った記憶はありますが、当サイト既掲載のドムは完成品であり、ファーストガンダムのドムとしては数十年ぶりの製作となります。
ファーストガンダムの「黒い三連星」として登場するドムと比べると色味が違います。特徴的な赤がくすんだ茶色のようで、イロプラを塗装するべきか悩みどころです。
1.イメージ
ドム
  1. ザクとグフ2個分の大きさの箱を開けると装甲を中心にかなり大きめのパーツが封入されています。取扱説明書をめくると組み立ては7ページ程で、MGとしては早く組み立てが進みそうです。
  2. 頭部と装甲内部の赤味はブライトレッドにするか悩みましたが、最終的にはイロプラの設定色を生かすことにしました。
  3. 今回も定番のディテールアップ、スクレイピング技法、ウオッシングなどウエザリングを行いますが、パーツが大きい分スプレー缶の消費も多そうです。
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2.組み立て1
ドム
  1. 機体色の紫はイロプラを活かし、それ以外は全塗装とします。
    取扱説明書に塗装箇所を色鉛筆で塗り分け、ディテールアップ箇所を赤ボールペンで書き込んでいきます。基軸部やスラスター周辺は追加塗装が必要となりそうです。
  2. 可能な限り、組み立てを進めて塗装へとつなげます。
  3. 古いキットがベースのため、ジャイアント、 ラケーテン・バズ、90mmマシンガン、シュツルムファウストの合わせ目消しの必要があります。瞬間接着剤をたっぷり付けて接着し、数日硬化を待ち、ペーパー掛けを繰り返します。
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3.塗装
ドム
    今回も重力戦線イメージカラーとするため、ウオッシングなどのウエザリングを念頭にシルバーリーフを下地としたスクレイピング技法を適用します。
  1. 胴体基軸部はジャーマングレイで塗装し、外装部のグレイパーツにはシルバーリーフを下地塗装とします。
  2. 武器はパーツの合わせ目消し後にサーフェイサーを吹き、シルバーリーフを下地塗装後、ジャーマングレイで塗装。
  3. 黒いパーツもすべてシルバーリーフを下地にマットブラックで塗装。
  4. 装甲内部やスラスター周辺はガンメタルで塗装。
  5. メインスラスター内側はサーフェイサー(ホワイト)を下地にブライトレッドで、また外装部はガンメタルで塗装。
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4.ディテールアップ
ドム
  1. 頭部のモノアイ、ジャイアント・バズのスコープは付属のクリアパーツやデカールではなく、ウェーブ オプションシステム「H・アイズ」のクリアーピンク裏に100円ショップのアルミテープを貼り付け、輝きを増します。ドムのモノアイはザクやグフのそれより二回り大きなものを選択しました。
  2. 胸部のビーム砲内部は銀のアルミテープを貼り付け、クリアーパーツはクリヤーイエローで筆塗りし、輝きを加えます。
  3. 各スラスター内側をブライトレッドに塗り分けます。
  4. 足の装甲裏をフラットブラックで塗装し、足裏の一体感を表現します。
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5.組み立て2
ドム
  1. 塗装を終えたら、組み立てを再開しますが、古いキットでもあるため、地道なヒケ処理が伴い、サクサクとはいきません。
  2. ウエザリングに備えて頭部のクリアーパーツ、モノアイ・カバーをマスキングしておきます。
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6.ウエザリング1
ドム
  1. Mr.ウェザリングカラーマルチブラック/マルチグレーを専用うすめ液でジャブジャブに薄めて、洗うようにウオッシングします。
  2. 間髪入れずにキッチンペーパーで拭き取り、ドライヤーで速乾させます。
  3. 白のパステルを粉末にして埃っぽさを表現します。
  4. 「Mr.スーパークリアーつや消し」を吹きます。
  5. スチールウールや粗いフィニッシングペーパーで機体を削り、下地塗装したシルバーリーフを浮かび上がらせます。
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7.デカール&ウエザリング2
ドム
  1. このキットにも専用マーキングシールが付属し、もう1つの保護シート付きガンダムデカールは柔軟性がないものでした。機体ナンバーは最後まで奮闘した"572"を選択しました。また、右胸のジオンマークは完成後、シールの浮きが目立ちすぎるために手持ちのジャンク水転写式デカールに貼り直しました。
  2. 乾燥したらマークソフターでデカールとシールを馴染ませます。
  3. フラットホワイトでドライブラシハイライトを加えます。
  4. Mr.ウェザリングカラーステインブラウンで下半身を中心にスミ入れします。
  5. フラットアルミでドライブラシを施し、明るさと金属感を表現します。
  6. タミヤ「ウェザリングマスターセット」で錆や砲身のススの表現、そしてデカールのてかりを鎮めることに使用します。
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8.仕上がり
ドム
  1. 頭部のモノアイ・カバーのマスキングを剥がし、胸部のビーム砲のクリアーパーツ最後に取り付けます。
  2. 武器類を装備したら、いよいよ完成!
製作後記

お気に入りのモビルスーツでもあるドムはくびれのない、ずんぐりむっくり体系なのですが、巨大なレッグアーマーが全体のフォルムのバランスを整えています。劇中では2機のドムが砂を巻き上げて、ホバー走行で颯爽と戦場を駆け抜けます。ポイントとなるウエザリングでは砂埃による”汚し”の重ね塗りを入念に行いました。組み立て後のピカピカ仕様から、ウエザリング仕様へと大きく変貌しました。
しかしながら、今回も一部でクラックが起きてしまいました。キット表面を拭き取っているにもかかわらず、内部の接合部にMr.ウェザリングカラーが流れ込んでいたようです。
古いキットでありながらも完成度は高く、ディテールアップの余地も少ないわけですが、頭部のモノアイや胸部のビーム砲内部は銀のアルミテープが良いアクセントとなりました。また、マットブラックが機体色の多くを占めるため、仕上げのフラットホワイトやフラットアルミのドライブラシは効果絶大でした。
「重力戦線イメージカラーVer.」3部作がついに完成です!

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