1/144 バンダイ HG MSK-008 ディジェ

アムロ「 人は、同じ過ちを繰り返す。まったく ・・・。」

2019.8 製作 / お気に入りランク:★★★★☆  レア度:★★★☆☆
ディジェはアムロ・レイ大尉が反地球連邦組織カラバで搭乗したリック・ディアスベースのMSです。
1年戦争の英雄であるアムロがディジェの性能をフルに発揮し、カミーユがエゥーゴとともにティターンズに攻撃を仕掛けたキリマンジャロ基地攻略に貢献しました。この時アムロが搭乗していたディジェの試作1号機はアポリーのリック・ディアスを改装したワンオフ機とも言われ、頭部はアナハイム・エレクトロニクス社の旧ジオン系技術者が担当したことからゲルググに似ており、ドム同様の脚部熱核ジェットによる高速ホバー走行などで高い機動性と運動性を発揮しました。
劇場版「機動戦士Ζガンダム」ではキリマンジャロ攻防戦がカットされたためにディジェは登場しておらず、劇場版の外伝的漫画「機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―」によるとモノアイレールの裏側にツインアイ用のソケットが設けられており、部品調達が不能となった際の予備として、ガンダムタイプへの可能性があったことを感じることが出来ます。

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製作過程

放映当時、アムロがガンダム以外のMSに搭乗したことに対して視聴者からブーイングが起こったようで、アムロ搭乗機にしては模型化もあまり進みませんでしたが、2015年にRE/100(リボーンワンハンドレッド)、2018年にHGUCの1/144としてディジェが発売されました。しかしながら、私は「機動戦士Zガンダム」に登場するディジェのカエルのような緑の機体色に違和感を感じ、購入をためらっていました。
そして、映画「機動戦士ガンダムNT」でのディジェ(ナラティブVer.)の鮮やかな活躍を見ると私の中で製作意欲に火が付きました。ディジェ(ナラティブVer.)の製作と同時にプレミアムバンダイから「HG 1/144 ド・ダイ改」と「HG 1/144 バンダイ MSN-00100 ガンダムベース限定 百式[ゴールドコーティング] 」の発売が発表され、ド・ダイ改に乗せる機体として本キットの購入へとつながったのです。

1.イメージ
ディジェ
後発のディジェ(ナラティブVer.)での経験を生かして製作に臨みますが、成型色が異なりますので、改めてチェックポイントを取扱説明書に記入していきます。
  1. 今回もHGにしてはイロプラが細かく配色されているため、塗装は極力イロプラを生かし、細部の筆塗りに留めて、つや消しによって質感を高めます。
  2. 今回はウエザリング塗装は行わず、スミ入れのブラックとグレーで仕上げます。
  3. ジャンクデカールを多用してRG風のマーキングを施します。
  4. 頭部のモノアイパーツは通常版とツインアイスリット版の2種となっていますが、上記の経緯を知ると、ツインアイスリット版を選択しようと思います。
  5. 「HG 1/144 ド・ダイ改」とのコラボレーションで、戦闘シーンを演出します。
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2.組み立て1
ディジェ

ゲート跡の除去とフィニッシングペーパーで丁寧に処理を行い、ウエットティッシュで拭き取ります。

ただし、今回もビーム・ライフルとさらにクレイ・バズーカもパーツの合わせ目消しが必要なため、しっかり接着剤を付け、ペーパー掛け後にサーフェイサーを吹いて塗装することにします。
手や基軸パーツの成型色は珍しい薄紫の成型色となっていますが、原画に忠実にジャーマングレイで塗装するため、先に組み立てを進めます。

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3.塗装
ディジェ
前作のチェックポイントを参考にイロプラの見極めと追加塗装を検証します。また、前回不要パーツ扱いだったクレイ・バズーカも今回は塗装要です。
  • 手・機軸パーツ・ポリキャップ→ジャーマングレイ
  • 足裏・バックパックと脚部のダクト内側・ビーム・ライフル先端→ガンメタル
  • バーニア内側→サーフェイサー(ホワイト)+ブライトレッド、
    バーニア外側→ガンメタル
  • ラウンド・シールド、ビーム・ライフル、モノアイ周辺→マットブラック
  • ビーム・ライフルの動力パイプ→サーフェイサー(ホワイト)+ゴールド(タミヤ)
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4.組み立て2
ディジェ

塗装が終わったら、再度組み立てに進みます。

組み立てつつも、完了後にはスミ入れが難しい箇所であるダクトなどは先にガンダムマーカーでスミ入れを行います。
HGながらもパーツの合わせ目を目立たせない工夫が見られますし、可動力にも柔軟性が感じられるさすが最新のキットです。

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5.ディテールアップ
ディジェ

今回もイロプラの成型色を生かしつつも、細かい箇所を筆塗りするなど、ひと手間掛けますが、ディテールアップは頭部のみに留まります。

  • 頭頂部のツノをシャープ化します。
  • モノアイ周辺はツインアイ型を選択しましたが、組み込むとノーマル型との違いは分かりません。
  • モノアイ自体は十字のシールは使用せず、モノアイの起伏を削り落としてHIQ PARTSのルミドーム(蛍光ピンク)2.0mmを貼り付けます。
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6.スミ入れ&マーキング
ディジェ

成型色を生かして機体のほとんどを塗装しない分、今回も質感にこだわって仕上げたいと思います。

  1. 濃い機体色のパーツや頭部・胸部のダクト内側は「マックスファクトリー コピックモデラー [0.02 ブラック スミ入れ用]」で、薄い機体色のパーツは「ガンダムマーカースミいれ用<グレー>」でスミ入れを行い、シンナーで拭き取ります。
  2. 付属のホイルシールに加えて、手持ちのジャンクのリアリスティックデカールを貼り付け、RG風に仕上げます。
  3. モノアイをマスキングして、つや消しの質感をより強調できる「GSIクレオス Mr.トップコート水性プレミアムトップコートつや消しスプレー」を吹きます。
  4. 乾燥したら、除外していた付属のメタリックグリーンのホイルシールを貼ります。
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7.ド・ダイ改
ディジェ
  1. プレミアムバンダイで購入した「HG 1/144 ド・ダイ改」の製作に取り掛かります。
  2. モナカキットのためにパーツの合わせ目消しが気になる個所もありますが、成型色を生かすためにあえて無視します。
  3. 「マックスファクトリー コピックモデラー [0.02 ブラック スミ入れ用]」でスミ入れを行います。
  4. 付属のマーキングシールはわずかで、手持ちのジャンクのリアリスティックデカールでRG風にマーキングします。
  5. 「GSIクレオス Mr.トップコート水性プレミアムトップコートつや消しスプレー」を吹きます。
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8.仕上がり
ディジェ
  1. 取扱説明書では「アクションベース1」でのディスプレイを推奨していますが、最新キットの「アクションベース5 ブラック」にド・ダイ改を取り付けました。
  2. ディジェをド・ダイ改に乗せたら、いよいよ完成!
製作後記

ディジェ(ナラティブVer.)2機に続いての製作でしたが、今回はウエザリング仕様と異なり、つや消し感が強調されて完成後の印象がかなり異なりました。カエルのような緑の機体色にはやはり違和感を感じますが、基本的に成型色を尊重しつつも、迷った末に機軸パーツをジャーマングレイに塗装したことはMSに重量感をもたらす結果となり、正解でした。その他ラウンド・シールドなどを近い色味で一部塗り分けたことも模型としての密度を向上させることになりました。
さらに”ROBOT魂”を参考にしたRG風のマーキングによって、MSとしての巨大感を表現出来ましたし、最近お気に入りの「GSIクレオス Mr.トップコート水性プレミアムトップコートつや消しスプレー」がカエルのような緑の機体色とリアリスティックデカールのてかりを鎮めてくれました。
「ド・ダイ改」は想定以上に大きく、RG風のマーキングによって精密感と巨大感を表現出来ました。ディジェ以外にも百式やガンダムマークⅡ、リックディアスにも応用が出来そうで、楽しみが広がります。

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