1/144 バンダイ HG RX-121-3C ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ]
お気に入りランク:★★★★★ レア度:★★★★★
ガンダムTR-1[ハイゼンスレイ]はTR-1のバリエーションの中で唯一「ヘイズル」の名を冠さない形態で、型式番号には3Cという別ナンバーが与えられています。TR-6の中核ユニットとして開発されたこの機体は各種強化パーツやユニットなど、兵器システムとの接続が可能でしたが、TR-6が破壊されたこともあり、実際に生産・運用されることはなかったのです。
この機体は[ヘイズル・アウスラ]を素体に、ハイゼンスレイIIの上半身強化パーツをドッキングさせ、ヘッドユニットはオプションの専用タイプに換装され、フロントアーマーにはウーンドウォートの上半身をサブアーム・ユニットIIとして装備しています。携行武器はコンポジット・シールド・ブースターを1基装備しており、TR-6とのドッキングにより[ハイゼンスレイ]の上半身はジム・クゥエルからほぼ完全に一新された別の機体とも言え、グリプス戦役においてもその戦闘力を発揮したのです。
「ハイゼンスレイ」は命名法則の分類上、ガンダムTR-1に装備したタイプを[ハイゼンスレイ]、ガンダムTR-6に装備したタイプを[ハイゼンスレイⅡ]と呼ばれています。
Photo Gallery
製作過程
前作の「ヘイズル改」に比べると上半身を中心にシルエットを変える外装およびオプションパーツが新規造形で再現されています。
さらに頭部、胸部、肩部、オプション部など、TR-1[ハイゼンスレイ]のフォルム、ディテールを追及しています。関節パーツの一部をアップデートし、ダイナミックなポージングにも対応。最適化されたギミック、オプションを採用して印象的な長砲身のコンポジット・シールド・ブースターもTR-1[ハイゼンスレイ]用に再現されています。
残念な点としては前作のTR-1[ヘイズル改]の取扱説明書は機体解説や世界観、完成見本の写真などかなり丁寧なものでしたが、今回はモノクロで機体解説もない粗雑なものでした。
1.イメージ | |
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プレミアムバンダイから届いた箱を開けるとHGの箱とは思えない大きさです。部品点数はRG並みですが、パーツリストを見ると余剰パーツも異常に多いです。 |
2.組み立て1&パーツの合わせ目消し | |
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今回も基本塗装は基軸パーツのジャーマングレイのパーツのみとしますので、そのパーツから組み立てを開始します。 |
3.塗装 | |
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ジャーマングレイ以外のパーツは成型色を生かしますが、今回は前作の「ヘイズル改」製作時の取扱説明書に書き込んだデータを活用します。 |
4.ディテールアップ1 | |
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イロプラ漏れの補正塗装は以下の通りです。
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5.ディテールアップ2 | |
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ディテールアップとしての追加塗装は以下の通りです。
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6.組み立て2 | |
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再び組み立てを始めます。 今回は製作前の塗装とディテールアップポイントをしっかり検証したつもりですが、それでも組み立て途中に追加塗装が頻発します。 |
7.スミ入れ&マーキング | |
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8.仕上がり | |
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製作後記 |
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今回は前作のTR-1[ヘイズル改]の経験を応用して機体や取扱説明書を持ち出し、製作前の塗装とディテールアップポイントをしっかり検証したつもりですが、それでも組み立て途中に追加塗装が頻発しました。特にイエローのダクトのイロプラ漏れは要注意です。 また、今回初めてランナーパテを作ってパーツの合わせ目消しを行いました。接着剤のべた塗り+ランナーパテの二重処理でほぼほぼ目標を達成することが出来ました。スミ入れ中、はみ出したラインの拭き取りにうっかりエナメル溶剤を使ってしまい、クラックを起こしてしまいましたが、ここでもランナーパテが活躍してピンチを脱することが出来ました。 |