1/144 HG MSA-003 ネモ
お気に入りランク:★★★★☆ レア度:★★★★★
MSA-003 ネモはグリプス戦役において反地球連邦政府組織エゥーゴがジムⅡの後継機としてアナハイム・エレクトロニクス社が開発したMSで、高性能ながら高コストなリック・ディアスの代替機的な位置づけとしても活躍しました。
ガンダリウム合金装甲を採用し、連邦軍の量産性とガンダムMk-Ⅱなどで実現したアナハイム・エレクトロニクス社の技術を融合させた機体でもあります。
劇中ではジャブロー侵攻作戦などで多数の機体が投入され、その後カラバにも譲渡されていずれも主力機として活躍しました。また、宇宙ではレコア・ロンドやファ・ユイリィ、カツ・コバヤシらが搭乗し、ロザミア・バダムが強奪して搭乗した際には百式やΖガンダムを追い詰めるほどの機動性を見せました。
Photo Gallery

製作過程
正直ガンプラが入手困難な時代に量産機のネモは好きな「機動戦士Zガンダム」のMSとは言え、私の中では優先順位の高い欲しいものリストにはありませんでした。
ある日再販日でもないタイミングで家電量販店で見かけたものの、手に取っただけで見送り、数週間後また別の家電量販店で出会いました。そしてさらに数週間後外資系玩具店で出会い、これは買えという神のお告げかと解釈して購入することにしました。
「機動戦士Zガンダム」を語る上でネモはいずれ必要なMSと考えていましたが、他の主役機と並べてこそ生きる機体かもしれません。
1.イメージ

2.パーツの合わせ目消し&段落ちモールド

仮組みをスキップして取扱説明書上で判断し、パーツの合わせ目消しや段落ちモールド、スジ彫りなどのポイントを書き込みます。
- パーツの合わせ目消しを行う箇所は頭部、肩部、胸部上部、ビーム・ライフルとします。
- 胸部下部は段落ちモールドとします。
- パーツの合わせ目にタミヤセメントをパーツの合わせ目にたっぷり付けてむぎゅっとなったら、大型クリップで挟み込んで2.3日硬化を待ちます。
- 硬化後フィニッシングペーパーで400番→600番→1000番の順に磨き、最後にスポンジ研磨材で仕上げます。
必要に応じてデザインナイフでけがく方法も効果的でした。 - 頭部と肩部はイロプラを生かすため、胸部とビーム・ライフルのみサーフェーサー(グレイ)を吹いて整えます。
- グリーンのパーツはイロプラを生かすものの、白化してしまったためにコバルトグリーンとパークグリーンを調合、筆塗りして隠ぺいしました。
3.スジ彫り

ここではデザイン的なモールド追加というよりもパーツの合わせ目消しの回避かつ段落ちモールド的なスジ彫りを入れたい思います。
- スジ彫りを行う箇所は腕部基軸部、腕部装甲、アンクルガード、足首基軸部とします。
- 本来パーツの合わせ目消しをしてもいい個所を合わせ目の対照側にモールドを入れることによって、パーツの合わせ目消しを打ち消す効果を狙います。
- スジ彫りのガイドとしてハイキューパーツ「スジボリ用ガイドテープ 3mm (30m巻)」を使用します。
- 100円ショップ大創の「精密ケガキ針」で彫り込みました。
4.塗装

ディテールアップ前の基本塗装を行います。
グリーンとイエローのパーツはイロプラを生かします。
- 濃紺装甲パーツ→ガンダムカラースプレー ティターンズブルー2
- 基軸パーツ→ジャーマングレイ
5.ディテールアップ

ここでは定番のディテールアップ工作に加えてシール対応の箇所や装甲裏、金属感を強調する塗装を加えていきます。
- 頭部アンテナをシャープ化します。
- スカート前部を分割。
- 首のシール箇所、手首根元のシール箇所、足裏モールド、装甲裏(肩部フラップ・スカート・脚部装甲前部)→ジャーマングレイ
- 頭部のイエローシール箇所→イエロー+ジャンクブラックラインシール
- 赤いシール箇所(肩のダクト周辺、サイドスカートのダクト周辺、脚部装甲サイドのダクト周辺)、バーニア内輪→サーフェイサー(ホワイト)+イタリアンレッド
- バックパック基軸部、バックパック外付けパーツ、バーニア外輪→ライトガンメタル
- 肩部角モールド、腕部装甲丸モールド、脚部後部ダクト、脚部基軸パーツの動力パイプ、バックパック角モールド、足裏モールド、
バーニア基軸部、ビーム・ライフル角モールド→ガンダムマーカーEX<ヘビーガンメタリック> - 60㎜バルカン砲、スカート前部丸モールド、かかと丸モールド、脚部基軸パーツのシリンダー
→ガンダムマーカーEX<シャインシルバー>
6.組み立て

ディテールアップが完了したら組み立てを行います。仮組みを行いませんでしたのでここで初めて機体の全貌が見えます。
組み立ては順調に組み上がります。全体のシルエットはスマートで、思った以上に手足のバランスがいいスタイルですが、このままではやはり情報量不足です。スミ入れとマーキングに期待です。
金属感や輝きを強調するためにバーニアやクリアーパーツはこの段階では組み付けません。
7.スミ入れ&マーキング

いつも通りの定番のスミ入れを行い、マーキングはパーツの合わせ目消しの補完も考慮して適切に配置します。
- 「Mr.ウェザリングカラー マルチブラック」でスミ入れし、うすめ液を使って綿棒で拭き取ります。
さらにシャーペンやコピック マルチライナー<ブラック>0.03mmを併用して補完します。 - エゥーゴの量産機を意識して「1/144 RG RX-178 ガンダムMk-Ⅱ〔エゥーゴ仕様〕」と「1/144 RG RX-178 ガンダムMk-Ⅱ〔ティターンズ仕様〕」のリアリスティックデカールや手持ちのジャンクのリアリスティックデカールを貼り付け、RG風に仕上げます。
- 「GSIクレオス Mr.スーパースムースクリアー つや消しスプレー」を吹いてコーティングします。
- つや消しから除外したバーニアを取り付けます。
- つや消しから除外したビーム・ライフルのスコープ、頭部のメタリックシールを貼り付けてクリアーパーツを取り付けます。
8.仕上がり

- 100円ショップキャンドゥで購入した山田化学(株)「ディスプレイスタンド」に機体を取り付けます。
- すべてのパーツを組み上げ、武装を持たせたら、いよいよ完成!
製作後記
やられ役のイメージのMSでもあったため、さほど思い入れもなかったキットですが、完成してみるとガンダムMk-Ⅱを思わせる胴体はバランスのとれた素晴らしいデザインでした。
ジムでは従来シルバーリーフの下地で対応していた頭部カメラは付属するホイルシールの効果でクリアーパーツをさらに輝かせてくれます。グリーンの機体色は奇異に感じますが、シール対応から塗装に切り替えたレッドやイエローの相乗効果によって鮮やかになりました。バックショットも意外にカッコイイ!
リアリスティックデカールを予定より贅沢に使用して情報量をアップ、意外に少なかったパーツの合わせ目消しもマーキングで一部しのぐことが出来ましたし、段落ちモールドやスジ彫りも効果的でした。
Galleryではかなり再現性の高い画像を新Webツール”Photopea”で製作出来たと思います。手持ちのエゥーゴのキットと一緒にアーガマのカタパルトデッキで飾るのが楽しみです。








購入のきっかけとなったボックスアートはやられ役MSにしては鮮やかなデザインです。
エゥーゴの主力MSがアーガマから多数出撃していますが、よく見ると全てがイラストではなくZガンダム(ウェイブライダー形態)とガンダムMk-ⅡはRGの画像の貼り付けではないでしょうか?これはHGとのグレード違いでかなり残念!