1/35 タミヤ アメリカM151A2&カーゴトレーラー

「水路で物資を補給するアメリカ兵士たち・・・」
2011.7 製作
お気に入りランク:★★★★☆  レア度:★★★★☆
小型4輪駆動車ウィリスMBジープの後継車として開発されたM151とカーゴトレーラー。M151は高い機動力を感じさせ、小型軽量化に加え、乗り心地を向上。M416カーゴトレーラーと共に、連絡、指揮、人員、物資の輸送などに活躍しました。
今回は海兵隊仕様としましたが、ほろやジェリカンやカートンなど豊富な装備品がリアリティーを高めてくれます。

Photo Gallery


製作過程

今回はストックしておいたドラゴン「GERMAN PONTOON SET」からボートと橋、タミヤ「海面プレートA」、アメリカ兵、渓谷の3D画像背景パネルを有効に組み合わせたいというのが製作のきっかけでした。 これらを有効活用できるメインキットとして、カーゴ付きジープを選択しました。限られたスペースの中で適材適所に素材を配置し、臨場感を高めたいと思います。
1.イメージ
アメリカM151A2&カーゴトレーラー
  1. 舞台を演出するボート・橋・海面プレート・アメリカ兵は既に製作済み。水路で前線に物資を補給するアメリカ兵たちを表現します。
  2. ジープとフィギュアの配置がポイントになります。
矢印
2.組み立て
アメリカM151A2&カーゴトレーラー
  1. ほろ付きジープの製作は2度目ということもあり、サクサク進むはずでしたが・・・。
  2. 細いパーツが多いため、破損防止と接着に注意を払います。
矢印
3.塗装1~下地塗装&基本色&筆塗り~
アメリカM151A2&カーゴトレーラー
  1. 少しでも発色を良くするために下地塗装として白のサーフェイサーを吹きます。
  2. 車輌の基本色は箱絵を参考に、ガンダムカラースプレーMSディープグリーンを選択してみました。
  3. 迷彩色はフラットブラックとフラットブラック+レッドブラウンで筆塗りします。
矢印
4.塗装2~ウエザリング~
アメリカM151A2&カーゴトレーラー
  1. ウォッシングとしてエナメルカラーのフラットブラック+フラットブラウンを薄め、スミ入れを意識しながら筆を入れます。
  2. 「Mr.スーパークリアーつや消し」でてかりを消すとスミ入れもしっくりにじんで、落ち着きがもたらされます。
矢印
5.フィギュア&アクセサリー
アメリカM151A2&カーゴトレーラー
  1. ドライバーは車両の組み立てを待って仮組みをし、接着します。サーフェイサーを吹き、筆塗り、スミ入れ、「Mr.スーパークリアーつや消し」でてかりを消します。その他の兵士は製作済み。
  2. 車輌下部をパステルで砂や埃を表現します。
  3. フラットアルミで軽くドライブラシを行い、金属感を表現します。
  4. ジェリカンやCレーションカートンを製作します。
矢印
6.ベース
アメリカM151A2&カーゴトレーラー
  1. ベースはタミヤ「海面プレートA」を使用。まだらにクリアーグリーンを筆塗り、水のキラキラ感を表現するために裏側からアルミホイルを貼ります。
  2. 陸地はモーリン社の模型用スタイロフォームを成型し、ベースにストーン調スプレーを吹き、水で薄めた木工用ボンドを霧吹きで吹いて、壁用補修材を蒔きます。 ダークイエローを吹き、パステル(黄土色・茶色)を使って地面を表現します。
  3. 光栄堂の「レイアウトストーン」と「ガーデニング用小石」を木工用ボンドで地面に接着し、水辺に合う数種の草の素材を配置します。
矢印
7.仕上がり
アメリカM151A2&カーゴトレーラー
  1. 河合商会社製のディスプレイケースのべースにジオラマベースを乗せます。
  2. 紙粘土を使って地面を造形し、橋やボートを固定し、液体ゴム(クリア)で水しぶきを表現します。
  3. ベースサイドに両面テープで木目調の画用紙を貼り付けます。
  4. 背景パネルは初めて3D画像を使用します。
  5. 車両、フィギュア、アクセサリーを配置します。
  6. ディスプレイケースのふたをしたら完成!
製作後記
今回はストックしておいた素材の結合をテーマにしながらも、水路で物資を補給する場面を表現しました。水辺と陸上の狭間でジープとボートの共演を実現し、 限られたスペースの中でも充実した場面ができたと思います。
ただし、今回ジープの製作にあたって塗装中にキットが大破し、同時に自分自身も負傷するというアクシデントに見舞われました。キットを再購入して製作を再開するまでにかなりの精神的・肉体的打撃を受けた作品となりました。

prev 前のページへ このページのトップへ次のページへnext