1/144 バンダイ RG RX-93 vガンダム

アムロ「νガンダムは伊達じゃない!」
2019.8 製作 / お気に入りランク:★★★★★  レア度:★★★☆☆

vガンダムはアムロ・レイがシャア・アズナブルのサザビーと戦闘を繰り広げた最後の機体です。ネオ・ジオンの「シャアの反乱」に対して、ロンド・ベル隊の隊長であるアムロが専用機として自ら設計した機体です。
武装としてはビーム・ライフルやハイパーバズーカ、ビームサーベルなどがありますが、特筆すべきは何といってもフィン・ファンネルで、複数のファンネルが展開する中でIフィールドの様なビームバリアも発生させる攻防一体型の兵器です。
物語終盤ではギュネイのヤクト・ドーガやクエスのαアジール、そしてシャアのサザビーも撃墜し、地球へ落下し始めた小惑星アクシズにサザビーの脱出ポッドを叩き込んでアクシズを押し返そうとします。その後サイコ・フレームからの光に包まれてアクシズを押し返した後、シャアとアムロは消息不明に・・・いわゆる”アクシズ・ショック"です。

Photo Gallery


製作過程

RGサザビー発売から1年、満を持してのRGvガンダムの登場です。設定上の機構や劇中のポージングが再現出来る様々なギミック、フレキシブルな可動、各関節の可動と連動して装甲がスライドする「マルチリンク・ギミック」を搭載し、白い成型色には薄いグレーの成形色を3色で配しています。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」劇場公開30周年に間に合わせることが出来なかった原因はこの開発期間にあったのでしょう。
本キットは発売前の予約段階からネット上では一時受注停止、もしくは定価を上回る予約販売価格になりました。
さらにプレミアムバンダイからも同様に「RG 1/144 νガンダム用ダブル・フィン・ファンネル拡張ユニット」の予約が開始されましたが、こちらも即日受付終了となるなど、好きなMSの人気投票1位になるだけのことはあり、発売前からその人気は激しく加熱していました。

1.イメージ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
最近流行りの横に広いボックスアートですが、高さは低めでパーツ点数もRGにしてはやや少なめです。ネット上ではすごくカッコイイPVが公開されています。
完成見本をみるとスタイリングやキットの質感は「MG RX-93 vガンダム Ver.Ka ニューガンダム」の1/144スケール版といった印象です。
特段新たな装備が付属するわけでもなく、RG版としての進化は可動力のみではないでしょうか。そこは、今回同時に発売された「Figure-rise Effect ジェットエフェクト」で新たな舞台演出に挑戦したいと思います。
そして今回の製作ポイントはズバリ!スミ入れです。成型色のままでも完成度が高いことから、スミ入れの拭き取りを考慮してイロプラを極力生かします。
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2.組み立て1
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
まずはジャーマングレイのパーツから組み立てを開始します。白い機体色のイメージのvガンダムですが、塗装ポイントである見えない内装のジャーマングレイのパーツが多いことに驚きです。
RGながらもバーニアのイロプラ漏れやサイドアーマーのダクト内部のイエローパーツの露出など塗装が絶対に必要な箇所が見つかります。
今回は金属感よりもつや消しの質感にこだわって塗装を進めるために、極力成型色を生かします。 
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3.塗装
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

ジャーマングレイのパーツを可能な限り組み立てた後に塗装を施します。このパーツは各所にパイプのモールドが入っていますが、可動範囲が広い本キットは内部フレームも露出する可能性があるため、パイプをシルバーリーフで筆塗りし、「Mr.スーパークリアーつや消し」でコーティングしておきます。

  • 胸部と腰部の機軸部、手、足の基軸パーツ、サイドアーマーのダクト内部
    → ジャーマングレイ
  • フィン・ファンネルのアドバンスド・MS・ジョイント→ ガンメタル
  • ディスプレイベース接続パーツ→マットブラック
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4.組み立て2
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
パーツのフィット感は抜群で、久しぶりにストレスを感じずに作る楽しさを味わえるキットです。特にポロリが起こりやすいスカートが、硬めに改善されています。
白や濃紺のパーツは一部アンダーゲート仕様で、これまでのRG独特のアドバンスド・MS・ジョイントもフィン・ファンネルの一部のみに採用されています。これは今後のRGの方向性なのでしょうか。
その他に戦争が長期化した場合に備えて設計されていたνガンダムのフルアーマープランHWS(ヘビー・ウエポン・システム)の装甲を取り付けるための穴が見られます。
組み立ててしまうと困難になるスミ入れポイントも一部先に処理してしまいます。
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5.ディテールアップ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

ガンダムではお馴染みのブレードアンテナの精度は高く、今回はシャープ化の必要性はありませんでした。

  • ブレードアンテナのシャープ化は不要ですが、お腹のVマークはシャープ化要です。
  • 可動域が広過ぎるために、曲げると干渉してしまう足元のシリンダーは塗装が剥がれないよう、あらかじめ表面を削っておきます。
  • 頭部バルカン、腕と足のシリンダー、内部フレームの一部、ビーム・ライフルの一部 → シルバーリーフ(筆塗り)
  • 頭部ダクト、バックパックと足裏のバーニア外側→ガンメタル
  • バックパックと足裏のバーニア内側
    →サーフェイサー(ホワイト)+キャメルイエロー
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6.スミ入れ&マーキング
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  1. 白い機体色が映えるようにシャーペンでのスミ入れを予定していましたが、モールドが思いのほか深いためにガンダムマーカースミいれ用<グレー>」で書き込みます。細いモールドになるようにうすめ液で、はみ出したラインを丁寧に拭き取ります。
  2. 従来のRGと比べて少なめのリアリスティックデカールを貼っていきます。
  3. デカール貼りを終えたら、「GSIクレオス Mr.トップコート水性プレミアムトップコートつや消しスプレー」を吹きます。
  4. ホイルシールは一部を除いてつや消しを終えたこの段階で貼ります。
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7.アクションベース&エフェクトパーツ
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  1. ディスプレイベースは「トリプルアクションベース」を使用します。
    このキットはプレミアムバンダイで「RG 1/144 黒い三連星専用ザクII3機セット」や「トリプルアクションベースGETキャンペーン」でしか手に入らなかったレア物ですが、ヤフオクで入手することが出来ました。
    マットブラックに塗装したディスプレイベース接続パーツで取り付けます。
  2. 「アクションベース4」と新発売の「Figure-rise Effect ジェットエフェクト クリアブルー&クリアーイエロー」で新たな舞台演出に挑戦します。

 

 

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8.仕上がり
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
「トリプルアクションベース」の支柱パーツ2点を使ってνガンダムを取り付けた後、サザビーを取り付けます。
ファンネルに「Figure-rise Effect ジェットエフェクト クリアブルー&クリアーイエロー」 を取り付け、「アクションベース4」に乗せます。
最後に「HOBBY BASEのモデルカバースクエア(特大)」に配置したら、いよいよ完成!
製作後記

完成してみると意外に細い機体で、ザザビーのような巨大感はありません。カラーリングも地味で華やかさはないものの、しっかり可動してポロリもない、基本性能がしっかりしたキットです。Photo Gallery用に劇中の様々なポーズをとらせましたが、どのポーズも画像加工に頼ることなく演出することができ、特に首周りの可動域は見事です。
1/144スケールとは言え、νガンダムとサザビーを乗せることが出来る「トリプルアクションベース」は支柱パーツ3点を2点に変え、アムロとシャアの最終決戦を再現するには最適のアクションベースです。
一方、新商品の「Figure-rise Effect ジェットエフェクト」は残念です。エフェクトパーツが大きすぎで、かつゴテゴテしています。ファンネルをそれぞれ2機ずつ配置してもジオラマとしてはうるさ過ぎです。 一般発売でこれに類似した「RG 1/144 νガンダム フィン・ファンネルエフェクトセット」やプレミアムバンダイからは「RG 1/144 νガンダム用ダブル・フィン・ファンネル拡張ユニット」がラインナップされていますが、全く購入する必要はない高額商品だと感じました。

基本性能にこだわった「マルチリンク・ギミック」はこれからのRGの方向性が見えます・・・

敢えて言おう。「RGは伊達じゃない!」

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