1/144 HG MSN-03 ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス専用機)

ギュネイ「えぇい、ファンネル達っ、一番熱量の高いミサイルだ。・・・当たれぇーっ!!!」

2024.10 製作
お気に入りランク:★★★★☆  レア度:★★★★★

ヤクト・ドーガ は第二次ネオ・ジオン抗争時、主力量産機ギラ・ドーガの改良型として開発されました。しかし、ニュータイプおよび強化人間用試作MSとして開発されたため、2機の開発に留まっています。
型式番号MSN-03は旧ジオン公国の最終モビルスーツであるジオングのMSN-02からの通し番号で、ギュネイ・ガスには深緑と金色で塗装された指揮官用アンテナ付の機体が、クェス・パラヤには赤と銀色をベースに塗装された機体が与えられました。

デザインはサザビー同様西洋甲冑のイメージで、猛禽類のような頭部はローマのガレー船のイメージでデザインされており、ギュネイ・ガス専用機の頭部には独特のノーズアートが施されています。

劇中、5th・ルナ落下作戦では、アムロ・レイが搭乗するリ・ガズィに苦戦し、シャアに回収・帰還させられるものの、アクシズ攻撃ではアムロのリ・ガズィを戦闘不能にしたうえにケーラ・スゥを捕獲し、殺害してしまいます。さらに、ラー・カイラムからアクシズを狙った核ミサイルをファンネルで全弾狙撃するなど強化人間としての高い能力を見せつけました。しかし、最後はクェスを救おうとした一瞬の隙を突かれたギュネイはセリフもないまま呆気なく撃破されたのです。

Photo Gallery


製作過程

2024年7月、転売ヤー対策のために再販日が読みづらくなってきた中、SNSで再販当日の昼頃ガンダムベース福岡の情報をキャッチし、夕方では入手困難と判断してサイドFに向かって、無事ヤクト・ドーガ2種を購入することが出来ました。
まずはクェス・エア専用機製作後、その製作ノウハウや失敗経験をギュネイ・ガス専用機に生かして製作を進めます。
完成イメージはRE/100 「1/100 ヤクト・ドーガ (ギュネイ・ガス機) [スペシャルコーティング]」で、メタリック塗装の金属感と重量感を持たせた仕上がりを目指します。
1/144スケールのガンプラとしては大型の2機を並べるためにバランスを考えて、保有しているMG用のカタパルトデッキをジオラマベースとして使用したいと思います。

 

1.イメージ

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

クェス・エア専用機の製作ノウハウと失敗経験をこのギュネイ・ガス専用機に応用します。

  1. クェス・エア専用機で行った仮組みは省略して効率的に作業を進めます。
  2. つるんつるんの装甲に控えめにスジ彫りを入れます。
  3. 後ハメ加工やパーツの合わせ目消しを行います。
  4. 装甲色は下地塗装としてシルバーを吹いた後、メタリックグリーンで塗装します。
  5. 装甲裏の塗装やメタリック系の塗装で機体の重量感を強調します。
  6. 基軸パーツはイロプラのままと、ガンメタルで塗り分けます。
  7. 黄色のイロプラも下地塗装としてシルバーを吹いた後、ゴールドを吹きます。
    さらにメガ粒子砲内蔵シールドのジオンエンブレムも塗装します。
  8. モノアイやバーニアの定番ディテールアップを施します。
  9. ギュネイ・ガス専用機とクェス・エア専用機の2機を並べるジオラマベースとしてジャンクのカタパルトデッキを活用します。

2.後ハメ加工

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

マスキング塗装での回避も検討しましたが、やってみると意外と簡単な後ハメ加工でした。

  1. 脚部基軸パーツのほぼ真ん中(青いライン)をカットします。
  2. カットした上部の基軸パーツを後ハメ出来るようにダボ穴上部を切り取ります。
  3. 仮組してカチッとはまるか確認したら、脚部装甲パーツを組み付けてパーツの合わせ目消しへと続きます。

3.スジ彫り

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

つるんつるんの装甲にスジ彫りを加えます。
新しく購入したハセガワ「モデリングスクライバー けがき針」に加えて、YouTubeを参考に100円ショップ大創の「精密ケガキ針」の先端のタングステン鋼を分解して前後を入れ替え、タミヤ「ピンバイス」のドリル刃として取り付けてスジ彫りを行います。これによって太く、安定したモールドが彫れるようになりました。

  1. モールドのデザインを感覚的にシャーペンで描きます。
  2. スジ彫りのガイドとしてハイキューパーツ「スジボリ用ガイドテープ 3mm (30m巻)」を使用します。
  3. ハセガワ「モデリングスクライバー けがき針」とタミヤ「ピンバイス」のドリル刃として取り付けた100円ショップ大創の「精密ケガキ針」(後ろ)を使用してモールドを彫り込みます。

4.パーツの合わせ目消し

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

後ハメ加工を終えた脚部装甲とバックパック、ビーム・アサルトライフルを対象にパーツの合わせ目消しに取り掛かります。

  1. タミヤセメントをパーツの合わせ目にたっぷり付けてむぎゅっとなったら、大型クリップで挟み込んで時短のためにアルテコ「瞬間接着剤用硬化促進剤 スプレープライマー」を吹きます。
  2. 硬化後フィニッシングペーパーで400番→600番→1000番の順に磨き、最後にスポンジ研磨材で仕上げます。
  3. サーフェイサー(ホワイト)を吹きます。
  4. それでもデコボコが気になる場合はタミヤ「タミヤパテ(ベーシックタイプ)」を硬化させて、平面になるようにヤスって整えます。

5.塗装

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

装甲色はRGサザビーと同じ要領でシルバーを下地にメタリックグリーンを吹いて重量感を持たせます。ただし、外部に露出する装甲の裏側はセミグロスブラックで塗装してマスキング後に装甲色を塗装します。
基軸パーツはイロプラの質感が非常に良いので、つや消しを吹くだけで色味を保ちます。

  • 装甲→ブライトシルバー(下地)+メタリックグリーン、一部装甲裏→セミグロスブラック
    装甲の頭部、スカート前後→メタリックグリーン
  • 後部スカートダクト→イロプラをマスキングして中心部をガンダムマーカーEX<ヘビーガンメタリック>で塗装します。
  • ハンドパーツ内側、股間ダクトの外側、脚部爪先→ジャーマングレイ
  • 脚部爪先内側→マットブラック
  • ハンドパーツ甲、動力パイプ、ショルダーアーマー内側、ビーム・サーベルのグリップ、3連式ミサイル、ビーム・アサルトライフル
    →ガンメタル
  • バックパック→ジャーマングレー
  • ヒート・ナイフ→アルミシルバー
  • コクピットハッチ、各部丸モールド、股間・シールドダクトの淵→イタリアンレッド
  • メガ粒子砲内蔵シールド中心部→マットブラック
  • バーニア外輪→ガンメタル
  • バーニア内輪→サーフェイサー(ホワイト)+イタリアンレッド
  • ファンネル→アルミシルバー+ゴールド
    ※ガンメタルで塗装しない基軸パーツ→「GSIクレオス Mr.スーパースムースクリアー つや消しスプレー」を吹きます。

6.ディテールアップ

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

基本塗装完了後にディテールアップを行います。

  • 頭部先端をシャープ化。
  • モノアイをはめ込むためにモノアイレールをピンバイスで彫り込み、モノアイはウェーブ オプションシステム「H・アイズ」のピンク2.8mmの裏面にセメダインのラピーミニ キラキラテープ(シルバー)を貼り付けて輝きを増します。
  • つや消しを吹いた後にモノアイシールドとして、ランナーが入っている透明の袋を切り取り、両面テープで頭部内側の両サイドから貼り付けます。
  • 腕部基軸パーツのシリンダー、ショルダーアーマー内側の丸モールド、ビーム・アサルトライフルのパイプ
    →ガンダムマーカーEX<シャインシルバー>
  • ビーム・アサルトライフルのスコープ
    一方はメタリックピンクのジャンクシールを貼り付けてその後部にはバンダイ「カスタマイズマテリアル(3Dメタリックシール)」のメタリックレッドを貼り付け、もう一方はビルダーズパーツ「ノンスケール MSサイトレンズ01(ピンク)」裏面にセメダインのラピーミニ キラキラテープ(シルバー)を貼り付けて輝きを増します。
  • メガ粒子砲内蔵シールドのビーム砲のジオンエンブレムと塗装
    付属のシールのジオンエンブレムの外郭をマスキングテープ代わりに貼り付け、下地塗装としてアルミシルバーを吹いて乾燥後、さらにゴールドを吹きます。
    乾燥後、付属のシールのジオンエンブレムにそのまま貼り付けて、シールドをマットブラックで吹くことによって塗装したゴールドをマスキングします。
    乾燥後、マットブラックで筆塗りし、タッチアップを行います。

7.組み立て

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

すべての塗装が完了したら、バーニアやモノアイなどつや消しを除外するパーツ以外を再度組み立てます。
頭部などパーツの組み付けが一部悪い箇所はダボをカットしながら進めます。
ポロリのない比較的固めのキットです。

8.スミ入れ&マーキング

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

少なめのモールドにスミ入れし、専用の水転写デカールを貼り付けます。
メタリック塗装ですが、おもちゃ感を消すためにいつも通りつや消しを吹きます。

  1. 「Mr.ウェザリングカラー マルチブラック」でスミ入れします。
  2. 乾燥後、うすめ液を使って綿棒で拭きとります。
  3. 付属のノーズアートのシールを貼り付けます。
  4. ガンダムデカールHG 1/144「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ネオ・ジオン軍MS」用の水転写デカールを適材適所にやや控えめに貼り付けます。一部を大阪府布帛製品工業組合「ホビーステッカー」で補います。
  5. 乾燥後、GSIクレオス 「Mr.マークソフター」を塗布して綿棒で水分を拭き取ります。
  6. メタリック塗装ですが、敢えてつや消しの「GSIクレオス Mr.トップコート水性プレミアムトップコートつや消しスプレー」を吹いて落ち着いた金属感を表現します。

9.仕上がり

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  1. モノアイシールドとして、ランナーが入っている透明の袋を切り取り、両面テープで頭部内側の両サイドから貼り付けます。
  2. つや消しから除外したモノアイとバーニアを取り付けます。
  3. ジャンクとして保有していたMG用のカタパルトデッキをジオラマベースとして使用します。
  4. 各武装に加えて、ビーム・アサルトライフル先端にビルダーズパーツHD 「1/144 MSエフェクト01」のビームエフェクトを取り付ます。
  5. コクヨ「プリットひっつき虫」で足裏をジオラマベースに固定します。
  6. ディスプレイケースとして使用するのはコストコ「クリアシューズボックス 4個セット 」です。ガンプラファンの中では密かに人気で、コストコ非会員の私は某フリマサイトで割引購入しました。
  7. すべてのパーツを組み上げたら、いよいよ完成!

製作後記

ギュネイ・ガス専用機もメタリック塗装と装甲裏の塗装によっておもちゃ感が消え、重量感のある仕上がりになりました。
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」ではいずれのMSも大型化していますが、今回手元に保有していたカタパルトデッキはジオラマベースとしてはピッタリのサイズ感でした。
メガ粒子砲内蔵シールドのジオンエンブレムとファンネルのゴールドも素晴らしい輝きなのですが、装甲色はRE/100 「1/100 ヤクト・ドーガ (ギュネイ・ガス機) [スペシャルコーティング]」を見本としていたものの、劇中カラーのコバルトブルーとは色味が変わってしまったかもしれません。グリーンよりブルー寄りにする必要があったかもしれませんが、これがエアブラシを持たない缶スプレー派のつらいところです。
また、クェス・エア専用機の反省点である後ハメ加工の脚部をはめ込んだ際に消したパーツの合わせ目が割れるアクシデントを、また繰り返してしまいました。2機ともマーキングで隠蔽する結果になりました。そのシールこそが廃番となった(株)日本パール加工「モデラーズシール」から蘇った大阪府布帛製品工業組合「ホビーステッカー」なのです。

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