1/144 HG MSZ-010 ダブルゼータガンダム
お気に入りランク:★★★★☆ レア度:★★★★★
U.C.0088年、グリプス戦役で第三勢力として割り込んできたアクシズはエゥーゴとティターンズの疲弊を見極めて台頭してきました。これがいわゆる第一次ネオ・ジオン戦争(ハマーン戦争)の始まりです。
サイド1シャングリラのジャンク屋ジュドー・アーシタとその仲間たちはZガンダムを奪おうとしたことがきっかけでエゥーゴと関わり、アーガマのクルーとしてネオ・ジオンと戦うことになっていくのです。
ダブルゼータガンダムは上半身と下半身に分離したパーツをコア・ファイターと組み合わせることでコア・トップ、コア・ベース、Gフォートレスなどの戦闘形態に変形します。初登場は第11話「始動!ダブル・ゼータ」で、
ジュドーが漂流中のコア・ファイターに乗り移り、コア・トップとコア・ベースの3機が合体してダブルゼータガンダムが完成しました。ダブルゼータガンダムはZガンダム、ガンダムMk-Ⅱ、百式からなるガンダムチームの中核MSとして活躍し、
ハマーン・カーンとの最終決戦では最強の武装である頭部のハイメガ・キャノンによって戦争を終息に導き、ジュドーはこの戦いの中で人としての成長を遂げて戦争の無意味さや仲間とのきずなの重要性に目覚めていったのです。
Photo Gallery

製作過程
当サイトのカテゴリー「機動戦士ガンダムZZ」の4作目にしてようやく主役機ダブルゼータガンダムの登場です。
そもそも「機動戦士ガンダムZZ」はシリーズ前半のコミカルな展開にTV放映当時は敬遠しており、以降ガンダムシリーズから離れるきっかけともなりました。しかし、数十年の時を経てCSアニメ専門チャンネルアニマックスで見直してみるとシリーズ後半は強化人間の末路などシリアスな展開に変わるとともに個性的かつマッシブなMS達が続々登場していることを認識して、ようやく当サイトでも「機動戦士Zガンダム」に続くコンテンツとして取り入れることにしました。
しかし、昨今のガンプラブームの再燃、転売ヤー問題、他のキットの購入を優先順位の上にしていた・・・などによってなかなかキットを入手出来ず、2025年4月家電量販店での再販情報を仕事帰りにキャッチしてようやく購入することが出来ました。
そして、Windows10のサポート終了によるWindows11への変更に伴い、当サイトの製作ツールを変更した最初の作品ともなりました。
(DreamweaverCS5→Visual Studio Code、FileZillao Client、PhotoshopCS5.5→GIMP3.0、Photopea、Pixlr Eへ変更)
1.イメージ

2.仮組み

- 変形キットあるあるで、キットの構造を理解するために仮組みを行います。
この過程で肩の接続部がゆるく、なで肩になってしまうことに気付きました。 - パーツの合わせ目消しや後ハメ加工の必要性を検証し、ポイントを取扱説明書に書き込みます。
- イロプラ漏れの追加塗装箇所やディテールアップポイントを取扱説明書に書き込みます。
- 付属のシールの必要性と塗装への変更も検証しておきます。
3.パーツの合わせ目消し

パーツの合わせ目消しの必要性は意外にも少なく、ほぼ段落ちモールドで対応出来そうです。
- パーツの合わせ目消しの対象箇所はダブル・ビーム・ライフルのグリップと砲身のみとします。
大きく分けて2つのパーツの組み合わせからなるグリップは、まずスコープ部のパーツの合わせ目消しを行った上で再度全体のパーツの合わせ目消しを行うことによって後ハメ加工を回避します。 - タミヤセメントをパーツの合わせ目にたっぷり付けてむぎゅっとなったら、大型クリップで挟み込んで3日程硬化を待ちます。
- 硬化後フィニッシングペーパーで400番→600番→1000番の順に磨き、最後にスポンジ研磨材で仕上げます。
- サーフェイサー(グレイ)を吹いて表面を整えます。
- その他のパーツの合わせ目は段落ちモールドで対応します。
4.塗装

ホワイト、イエロー、レッドのパーツは発色も良いためにイロプラを生かし、基本塗装としてはブルー、薄いグレイ、グレイ、ブラックのパーツを塗装することにします。
なお、イロプラを除外したイロプラパーツは先につや消し塗装をしておき、スミ入れ時のクラック対策をしておきます。
- ブルーのイロプラパーツ→ガンダムカラースプレー MSブルーZ系
- 薄いグレイのイロプラパーツ→ガンダムカラースプレー ティターンズブルー2
- グレイのイロプラパーツ→ジャーマングレイ
- ブラックのイロプラパーツ→セミグロスブラック
5.ディテールアップ

本キットの特徴としてダクトが多く、付属のシールで対応出来るものと塗装が必要な箇所があります。
コア・ファイターにもイロプラ漏れが多く、注意が必要です。
- ブレードアンテナをシャープ化します。
- 付属のツインアイのシールの上にさらにジャンクのツインアイのシールを重ねて立体化します。
- スカートを左右分割します。
- スカート裏→ジャーマングレイ
- ハイメガ・キャノン内側→メタリックレッド
- ハイメガ・キャノン中心部→ガンダムマーカーEX<シャインシルバー>
- 各部ダクト中心部、肩部角モールド、ミサイルポッド底辺→ガンダムマーカーEX<ヘビーガンメタリック>
- 各部ダクト内部側面→レッド
- 脚部関節フィン先端、バーニア内輪→イタリアンレッド
- 脚部関節ダクト内側、脚部裏側ダクト、バーニア外輪→ガンメタル
(画像にはありませんが、スミ入れの途中にバックパックにもダクトがあることに気付き、追加塗装しています。) - 脚部関節丸モールド→ガンダムマーカースミいれ用<グレー>
- 各部ラインモールド→コピック マルチライナー<ブラック>0.03mm
- ダブル・ビーム・ライフルのグリップ部後部のモールド→ジャンクのイエローシール
- コア・ファイターキャノピー→キャメルイエロー
6.組み立て

- 基本塗装、ディテールアップが終わったら再度パーツを組み立てます。
仮組みで気付いたなで肩になる接続部は瞬間接着剤で肉付けし、いかり肩になるように調整します。 - カメラアイやダクトなど付属のシールはこの段階で貼り付けます。
光沢が必要なホイルシールはつや消し塗装後まで除外します。 - 各部バーニアはメタリック塗装の光沢を維持し、つや消し塗装から除外するためにこの時点では機体に組み付けません。
- この時点でHGの安っぽさは感じません。モールドもそこそこあり、スミ入れとRG風マーキングでここからどう変貌していくか楽しみです。
7.スミ入れ&マーキング

- 「Mr.ウェザリングカラー マルチブラック」でスミ入れし、うすめ液を使って綿棒で拭き取ります。
しかし、塗装を回避したホワイト、イエロー、レッドのパーツをクラック防止のために「Mr.スーパースムースクリアー つや消しスプレー」でコーティングしたものの、ハイパー・ビーム・サーベル/ビーム・キャノンにクラックが起きました。
ここはパーツの合わせ目消しの要領で修復し、サーフェイサー(ホワイト)を吹くことで開き直ってイロプラの色味をここだけ変えることにしました。 - シャープなラインが欲しい箇所はコピック マルチライナー<ブラック>0.03mmやシャーペンで補完します。
- BANDAI SPIRITS 部品通販にて「1/144 RG RX-178 ガンダムMk-Ⅱ〔エウーゴ仕様〕」と「1/144 RG RX-178 ガンダムMk-Ⅱ〔ティターンズ仕様〕」のリアリスティックデカールを部品注文し、最近お気に入りの大阪府布帛製品工業組合「ホビーステッカー」と山田化学(株)「ミニチュアベース用カスタマイズシール」とを組み合わせ、やや控えめのRG風に仕上げます。
- コア・ファイターもイロプラ漏れがあり、後部に赤いラインとウイングに青いラインをジャンクシールで追加します。
- ツインアイをマスキングして「GSIクレオス Mr.スーパースムースクリアー つや消しスプレー」をしっかり目に吹いてコーティングします。
- マスキングをはがして、つや消し塗装から除外しておいたダブル・ビームライフルのスコープ部に付属のグリーンのホイルシールとその下の角モールドにジャンクのグレーのシールを貼ります。
- このスミ入れの工程で股間のダクトパーツを紛失するとアクシデントが発生しました。プラモ製作あるあるで、こういったケースでは結果的に見つかるものですが今回は出てこず・・・。ジャンクパーツで製作しましたが”これはいいものだ”と言える代替パーツに仕上げて置き換えました。
8.変形形態

変形形態にチャレンジします。
マーキングにリアリスティックデカールを採用したために変形によるマーキングのはがれを防止することが出来ました。
- Gフォートレス・・・コア・トップ、コア・ベース、コア・ファイターから形成される重戦闘爆撃機形態。
- コア・トップ・・・上半身部分を中心とした戦闘機形態で両腕部、胸部ユニット、ダブル・ビーム・ライフルから形成。
- コア・ベース・・・下半身部分を中心とした戦闘機形態でバックパック、コア・ファイターから形成。
- コア・ファイター・・・メインコクピットであり、各形態でも動力源、制御装備、脱出装備を担う。
9.仕上がり

- メタリック塗装の光沢を維持するためにつや消し塗装から除外しておいた各部バーニアを機体に組み付けます。
仮組みからバーニアを外す過程で接続部がいくつか折れました。ピンバイスで1.0mmの穴を開けて真鍮線を瞬間接着剤で固定して修復しました。 - ストックしておいた地球の画像を差し込んだアクションベース3に山田化学(株)「ディスプレイスタンド(クリア)」の支柱を流用して、ダブルゼータガンダムとコア・ファイターを取り付けます。
- すべてのパーツを組み上げたら、いよいよ完成!
製作後記
スミ入れ時のクラック、股間のダクトパーツの紛失、バーニアの接続部の破損などアクシデントを乗り越えたキットの完成です。
また、仮組み時に気付いた肩の接続部のゆるみを改善したことによって安定したいかり肩のポージングがとれるようになり、これまでの経験とスキルを生かした作品となりました。
製作後の率直な感想はイロプラ漏れの対応、RG風のマーキング、重量感を意識した塗装などイメージ以上の仕上がりでHGの安っぽさやおもちゃ感は感じません。
キット自体モールドもそこそこあり、ゴテゴテした武装の機体に加えて「機動戦士Zガンダム」系のリアリスティックデカールを採用したことによって情報量が上がり、変形によるマーキングのはがれも防止することが出来ました。
余剰ストックになっていたアクションベース3を活用し、ダブルゼータガンダムとコア・ファイターを乗せた2ショットは私の作品の中では珍しいディスプレイです。
これは変形形態を再現するために珍しくコア・ファイターが機体に内蔵されない構造による副産物でもあります。
Windows11への変更に伴い、当サイトの製作ツールを変更した最初の作品となりましたが、DreamweaverCS5の後継ソフトとして使用を始めたVisual Studio Codeは比較的初心者にもやさしく、アップロードはFileZillao Clientで対応出来ました。
一方PhotoshopCS5.5の後継ソフトはGIMP3.0、Photopea、Pixlr Eのいいとこ取りで活用していこうと思います。








シリーズの主役機であるダブルゼータガンダムのRG化を何年も待ち望んでいましたが、MGのVer.Kaは発売されているものの、RG発売の気配はありません。
初めてのダブルゼータガンダムの製作はイロプラ漏れの対応や定番のディテールアップをしつつも、リアリスティックデカールを多用したRG風の密度の高い、重量感ある完成度を目指して製作していきます。